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今年度のキャロットクラブ募集馬の診断について

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こんばんは。一口馬主ブロガーの桜木悟史です。

今年も8月末からキャロットクラブの1歳馬診断の記事を書いていきます。
通常の更新スケジュールと異なり、予想大会参加者など常連の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、あらかじめご了承のほどよろしくお願いいたします。

さて、この企画はあくまでも自分の相馬眼を養うための一環として始めたものですが、サイトへのアクセスの解析などを行なっていると、いろいろ検索されているようです。
初めて閲覧される方がこちらのページにまで目を通してくださるかはわかりませんが、この企画の意図やポイントなどを踏まえて解説記事を読んで頂けると誤解が少ないかと思われます。

また筆者は基本、褒めないで辛口の評価が多めとなります。中には読んでいて気分を害される方もいるかと思われます。その点についてはこの場を借りて事前にお詫びいたしますが、それだけシビアに馬を見ていることの裏返しだとご理解頂けますと幸いです。

■2012年度産駒の振り返り

まず2年前の募集馬の振り返りを行ないたいと思います。

まずこの世代で最有力候補として取り上げたのはサフィロス(父キンシャサノキセキ、母ダークサファイア)でした。この世代に関してはこの馬が抜けていると感じましたし、実際、自身もこの馬に最優先申込をしました(結果、落選しました)

サフィロスの評価記事はこちら

サフィロスは2戦目で勝ち上がると、その後、OPを勝利して、京王杯2歳Sでも2着と高い能力を示しています。その後は脚部不安で春は全休してしまいまいましたが、2歳時点で回収率100%を達成していたので見立てとしては良かったかと思います。

また解説記事にも書かせて頂きましたが、この仔はマイルよりもスプリント向きで、最大の目標は古馬になってからのスプリンターズSでしょうから、これからもどんどん賞金を上積みすることが予想されます。休養明けでどうかと思った先月のアイビスSDでも見どころがあったので、来年の今ごろにはスプリント重賞を1つぐらい勝っていてもおかしくないかもしれません。是非、来年のこの記事で取り上げるような成績を上げていて欲しいですね。

それ以外で記事の中で高評価していたのは、レレオーネ(父ディープインパクト、母ポトリザリス)でした。

これは解説記事の通り、関西馬の中でも最も高い評価をしていましたが、結果は現状あまり良くありません。狙い通りに芝の中距離路線で走ってはいますが、やはりトモが物足りないのかいまだに未勝利です。

レレオーネの評価記事はこちら

正直、募集時期の時点で馬体がどのように成長するかは予測しきれない部分が多く、仕方がない面はあります。ただ、それ以上に反省しなければいけないのは「馬の適性と厩舎傾向のミスマッチ感」を指摘できなかった点でしょう。

レレオーネが預託されている吉田直弘厩舎がゴルトブリッツやスーニなどを輩出している優秀な厩舎ですが、芝の中距離路線となるとオープンクラスで活躍している馬は少なく、このミスマッチからこの馬が苦戦することは予測できたと思うので、ここは反省材料です。

少し話は脱線しますが、この観点からいくと、2013年度産駒のヴィグラスムーヴ(父サウスヴィグラス、母ムービングアウト)は非常に面白い存在になる可能性が高そうです。

あと取り上げていない馬についても一言。この世代のキャロットクラブの出世頭はなんといってもルージュバック(父マンハッタンカフェ、母ジンジャーパンチ)でしょう。

ルージュバックについてはデータや統計を軸に診断している私にとっては「マンハッタンカフェ産駒の牝馬」という時点で割引をしていたので記事には取り上げませんでした。実際、この馬は2歳の8月まで売れ残っていましたから、明確な自信をもってこの馬に出資したという人はかなり少なかったかと思います。

ここでひとつ付け加えておくと、今年も全頭を解説する予定はありません。

そこで、記事に取り上げない馬の扱いについてコメントしておきます。このシリーズで取り上げるのは、主に「個人的に魅力と感じた馬、血統的なポイントがある馬」「何かしらの問題を感じた馬」です。

その中間に位置する馬に関しては記事に取り上げませんが、つまり言い換えるならば「筆者は強調ポイントは見つけられなかったが、一方で目立った故障リスクなどマイナス要因があまりないと診断した馬」となります。そして診断記事を読まれている方自身が強調できるポイントを見いだしているのであれば、出資を検討されてみると面白いかと思います。

記事にも書かせて頂いていますが、私は能力の高さを見極めることよりも、故障リスクなどを見いだすことに重点を置いており、そこで目にかからなかった馬は故障リスクが低めであると解釈して頂いてもいいかと思います(当然、筆者がすべての故障リスクを見極められるはずがないので取り上げなかった馬が故障するケースはあります。その点はご留意ください)

■評価の方向性について

評価の方向性ですが、目指す方向性は2つあります。

1つは回収率です。当サイトの解説では「出資金に対する回収率」を重要視しています。ですので、高額な馬よりも比較的、安い馬の評価により力を入れています。同時に出資金回収においては馬が健康であることが重要なので、故障リスクに重点をおいた相馬をしています。

もう1つは「クラブ内、世代トップ10入りを目指すこと」。私自身もこのことを目標として出資を続けています。

ちなみに実際の結果は以下の通り(落選含む)。

2009年産:アーデント(3位)
2010年産:ゴットフリート(9位)
2011年産:ブレイズゴールド(未勝利)
2012年産:サフィロス(6位)

以上の2点をふまえると、全体的に「出資金が安くて、世代上位の活躍をする馬を見つけたい」という方向けの記事になっています。

■馬体診断について

ここで自分の馬体診断の視点・改善点についても触れておきたいと思います。

まず先に断っておくと、筆者に良い馬を見極める相馬眼はありません。
基本的な馬を見る場合には「いい馬はわからねぇけど、具合の悪い馬はわかるかも」をポリシーとして診断しています。

過去の記事を検証すると「適性距離」「故障リスク」の2点についてはそれなりの精度で情報を提供できていると考えています。

一方で「内面の健康度」については精度が低めです。これまでの解説では「皮膚が薄い=代謝がよく、健康である」という診断を下していましたが、今年からはこの判断要素の重要度を下げます。

この部分の精度の低さの原因については特定できていないのですが、内面の状態は日々変化するものであり、募集当時の写真だけでは判断ができないとの解釈をしています。今年以降はこの要素で判断を極力行なわない予定ですが、もしこのような表現があったとしても信用しないほうが賢明です。ただし今年度から別の角度で試してみたい診断アプローチもありますので、そのデータに該当する馬がいれば随時解説していきます。

■血統評価について

血統評価については、常に最新のデータをチェックして検証をしているので基本的には最新のトレンドによる分析になっています。
また筆者は血統の専門家ではないので「この血が入っているから瞬発力が~」という難しい考え方ではなく、過去の活躍馬の血統との共通項を見出すことに重点をおいています。

昨年までの血統評価の中で評価を更新しなければいけないとすれば「母父クロフネ」の評価でしょうか。これまでは爆発力に欠ける血統という評価をしていましたが、富士Sを勝利したステファノスやホープフルSを制したシャイニングレイなどの活躍により、評価を上方修正する必要があり、この点は今年から改定させて頂きます。ただしそれでもシャイニングレイが見せた気性の難しさなどを考えると、難点が残るという評価も残しておきたいと思います。

それ以外で大きな評価の変更はほとんどありませんが、年代的には2013年に種付けをした世代になりますので、その前年にステイゴールド産駒(オルフェーヴルやゴールドシップ)が活躍したことから、ステイゴールドにいい繁殖が集まったという情報は加味しておきたいと思います。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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