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調教師データ分析:藤沢和雄厩舎(美浦)

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藤沢和雄厩舎(美浦)

■2015年度成績
32-37-32-25-24-141

2015年リーディング:19位
特別レース勝利数:13

勝率:0.110
連対率:0.237
複勝率:0.347(6位)

馬房数:28

1馬房あたり平均出走数:10.39
1馬房あたり平均賞金額:23,269千円
1出走あたり平均賞金額:2,720千円(10位)
※馬房数は2015年3月末日時点
※順位はリーディング50位以内が対象

■依頼騎手
1位:北村宏司 68鞍(3)
2位:柴山雄一 50鞍(5)
3位:柴田善臣 36鞍(6)
4位:杉原誠人 29鞍(2)
5位:四位洋文 16鞍(1)
※( )内は勝ち鞍数

■分析
かつては名門と呼ばれた藤沢和雄厩舎だが、数字で見た場合、どんな問題を抱えているのだろうか。これを見ていきたい。

まず獲得賞金という面に関しては1出走あたりの平均賞金額では10位。重賞2勝、G1勝ちなしという内訳を考えれば、むしろ悪い数字ではないことがわかる。特別競走13勝もこの順位帯としては良い数字だ。複勝率0.347という数字もリーディング50位以内でみれば6番目の数字で、馬券的にも信頼してもよい数字だと言える。

一部の一口出資者からは「藤沢流の調教では馬が仕上がらない」というような指摘がある。調教内容の効果についてはこれらの数字だけで論じることは難しいが、2009年から重賞勝ちを続けていることを考えれば単純に調教内容を批判の的にすることはやや疑問がある。
またノーザン系の馬に対してはノーザンファーム天栄などの施設を使うことが多く、そのため「厩舎で馬を仕上げない」という評価もあるが、これに対しては1馬房あたりの平均出走数10.39の低さが示す通りやや的外れな意見だと言わざるをえない。

では、藤沢厩舎の問題点はどこにあるか。私は騎手の問題だという見解を提示したい。
かつての藤沢厩舎は名手と呼ばれた岡部幸雄騎手とのコンビで多くの結果を出してきた。そこから岡部騎手の引退や人間関係のトラブルで成績が低迷し始めた可能性が高い。

そこで現在の騎手別の成績を見てみると、主戦の北村宏司騎手の成績はお世辞にもよいとは言えない。厩舎全体の勝率が0.110なのに対して、北村騎手の成績は0.044なので低すぎると言わざるをえない。もちろん厩舎の主戦ということで勝てる見込みの低い馬にも乗っていることも加味しなければならないが、北村騎手の騎乗の内訳を見ていると上位人気での取りこぼしが多いことがわかる。

藤沢厩舎の成績を見ていると、複勝率は高いのに勝率はいたって普通の数字になっており、「とりこぼしが多い」ことはデータからもわかる。この点から「騎手がとりこぼしを少なくすれば、少なくともリーディングの順位は10ぐらいはアップできる」というのが筆者の見解だ。

そして2015年から徐々に改善の傾向が感じられるようになっている。C.ルメール騎手やM.デムーロ騎手がJRA免許を取得したことで藤沢厩舎の馬に外国人騎手が乗る回数が復活しつつある。その内訳をみるとルメール騎手は15戦7勝、デムーロ騎手が6戦2勝と非常に高い勝率を誇っている。
簡単に主戦の北村騎手を見捨てるわけにはいかないだろうが、厩舎復権のカギはすでに手元にあると考えてよいだろう。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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