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ベーカバド産駒の特徴と配合パターンの分析

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先週の未勝利戦ではキャロットクラブのベーカバド産駒・アップクォーク(母フェルミオン)が勝ちあがりとなった。キャロットクラブのこの世代ではベーカバド産駒は1頭のみの募集だったが、見事に勝利を収めたということでこの機会にベーカバド産駒について分析を行なってみたい。

まずベーカバド自身の戦績について復習をすると、G1パリ大賞典(2400m)やG2ニエル賞(2400m)などに勝利しており、ワークフォースが1着になった凱旋門賞でも4着(2人気)になっている。

ベーカバドの父はCapeCrossで、同産駒で日本のファンにも馴染みがある馬といえばジャパンCでも好走したヴィジャボードや凱旋門賞を制したシーザスターズだろう。これだけを見ると、どちらかというと中長距離向きのスタミナに長けた血筋だと思える。
ここで少し余談をさせて頂くと、かつて私もPOGでオールステイというCapeCross産駒を指名していたが、この馬もとにかくバテないがキレがないというタイプで2000m~戦を中心に好走していた馬だった。

そこでベーカバド産駒の成績を見てみるとどうかというと、意外にも勝ち鞍は短距離寄りである。中央所属のベーカバド産駒が勝利をあげた条件を見てみると芝1200-1800mに集中しており、1200mでの勝ち鞍も多い。しかも札幌などだけでなく、秋の京都などスピードも要求される舞台でも勝利をあげており、スピードの遺伝が強く、日本の馬場への適性は高いと判断できる。

ちなみに中央で勝ち上がったベーカバド産駒は既出走馬41頭中8頭(2/23現在)で、その8頭のうち7頭が芝で勝利をあげている。唯一の例外が昨秋のプラタナス賞で2歳コースレコードをマークしたエネスク(母エルフィン)だが、この時も不良馬場でスピードの高さを示した。エネスクこそダートで結果を出したが、基本的には芝でスピードを活かすのがベーカバド産駒の特徴だと言えよう。戦法としてはスピードを活かした先行策で押し切る形が多い。



さて、気になるのはこのスピードがどこから導かれているかという点である。そこでもう少しベーカバドの血統表を見てみると、気になったが父父にあたるGreen Desertの存在だ。

Green Desertといえば、シンコウフォレスト[高松宮記念]やメジロダーリング[アイビスSD]、シンボリスウォード[キーンランドC(OP)]などの短距離馬を輩出したことで知られている。ベーカバド産駒のイメージとしてはこれが近い。つまり今回の記事の仮説としては「GreenDesert産駒の特徴を分析すれば、ベーカバド産駒の好配合パターン」が見えてくるというものだ。

そこでGreen Desert産駒の国内獲得賞金上位を見てみると、多くの馬が「母系にボールドルーラー Bold Rulerを持っている」ということがわかった。またボールドルーラーを経由していなくてもグレイソブリン Grey Sovereignを経由してナスルーラ Nasrullahのクロスを形成しているパターンが結果を出している(シンコウフォレストやオリエンタルエクスプレスがこのパターンに該当)。

このボールドルーラーというヒントを頭の片隅におきながら、今度はベーカバド産駒を見ているとやはりボールドルーラーの血を母系に持つ馬が多い。

【サンプル例】
タイセイエクレール(牡、母クリスビーナス、母父シンボリクリスエス)
ゴッドカリビアン(牝、母オメガカリビアン、母父フレンチデピュティ)
オルレアンローズ(牝、母デンザンローズ、母父フレンチデピュティ)

そして、これらの以外にもラジャババ Raja Baba→ロイヤルスキー→アグネスフローラと続くボールドルーラーの血筋とも相性がよく、母父にアグネスタキオンを持つアップクォークはまさにこのパターンに該当。他にもアグネスフライトを母父に持つホッコーモモタンも勝ち上がっており、この仮説は一定の説得力があると言えるだろう。

■ベーカバド産駒のまとめ
・芝適性があり、日本の馬場のスピードにも対応可能
・適性距離としては1200~1600m
・配合としては母系にBold Rulerがいてスピード面を強調した配合が魅力
・アグネスフローラ一族とも好相性

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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