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ブラックタイド産駒2014年度産駒 配合注目馬(ピスカデーラ,ブラックヘルト)

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当サイトへのアクセスを分析していると、ブラックタイド産駒に関する検索が多い。先ごろ天皇賞春を制したキタサンブラックのインパクトがそれだけ大きいのだろうだ、昨秋、パカパカファームの担当者に取材をした時にも「人気がありすぎて種付けができない」と馬産地でもその評価はうなぎのぼりだ。キタサンブラックが活躍し始めた昨春以降に種付けされて誕生した産駒はよりレベルアップしていくだろうが、キタサンブラック以前にもテイエムイナズマやタガノエスプレッソなどの重賞勝ち馬も輩出しており、POGでの指名を考えている方もいるだろう。そこで今回は2014年生まれのブラックタイド産駒の中で注目馬をピックアップした。

※ブラックタイド産駒の特徴は こちら に執筆しています

■注目馬1
テイエムユメノコの2014(牝馬・母父テイエムペラオー)
クロス:Lyphard 4×4、NothernDancer 5×5×5
生産者:テイエム牧場

■注目馬2
トーセンフォーユーの2014(牡馬・母父トニービン)
クロス:NothernDancer 5×4
生産者:岡田スタッド

■注目馬3
ドリームスケイプの2014(牝馬・母父エルコンドルパサー)
クロス:NothernDancer 5×5×4
馬名:ピスカデーラ
馬主:名古屋友豊
厩舎:栗東・池添学厩舎
生産者:ノーザンファーム

■注目馬4
メジロベネットの2014(牡馬・母父フサイチコンコルド)
クロス:NothernDancer 5×5×5、Lypard 4×5
生産者:新冠橋本牧場

まず血統的なポイントのおさらいになるが、ブラックタイド産駒は基本的に早熟性が強めのマイラーということを念頭に置いておきたい。その上でキタサンブラックのように長距離に対応させるにはLyphard(リファール)のクロスが有効だということを覚えておくといいだろう。

その上で1頭目から見ていくと、まずテイエムユメノコの2014はピンとくる人には覚えがある血統だろう。母母はテイエムオーシャン、そしてそのテイエムオーシャンとテイエムオペラオーの間に生まれたのが当馬の母だ。つまりG1・10勝夫婦の孫となり、血統的な下地は十分にあるといっていいだろう。そして上記したリファールのクロスが入っていることで中距離以上での活躍が期待される。ただし牝馬なのでその中距離適性がどこまで発揮できるかがカギになりそうだ。

2頭目はトーセンフォーユーの2014。当馬は昨年のセレクトセール2015に出るも入札はなく主取りとなった。血統としてはブラックタイド+母父トニービンということでデイリー杯2歳Sを制したタガノエスプレッソと同配合。トニービンの晩成傾向と重厚な感じをブラックタイドのスピードと早熟性でうまくカバーしつつ、トニービンの京都巧者っぷりもうまく引き継いでいる可能性がある。
ノルマンディーオーナーズクラブで募集されるとの期待もあったが、この記事を執筆している時点ではクラブでは募集されていない。現状を知ることはできないが仮に岡田牧雄氏名義で競馬場に出てきたら注意するべきだろう。ノルマンディーと岡田牧雄氏の関係性を考えた場合、岡田牧雄氏名義のほうが獲得賞金面で優勢なのでこの馬は馬主欄に注目すると良さそうだ。
(※追記:先日ノルマンディーで追加募集されることが決定した)

3頭目はピスカデーラ。この馬はすでに池添学厩舎に預託されることが決定しており、ブラックタイドの早熟性を活かすにはプラスだと言えそうだ。ブラックタイド産駒のノーザンファーム生産馬は多くないが、やはりこの繁殖を押さえているのがノーザンファームの凄いところだろう。エルコンドルパサー産駒の牝馬は良質な繁殖牝馬となっているケースが多く、クリソプレーズやブラックエンブレムと言えばPOGファンにも馴染みがあるだろう。
さて当馬の配合に関していえば、ブラックタイドとディープインパクトは同血なので、つまり当馬の配合は昨年のエリザベス女王杯を制したマリアライトと3/4同血となる。そして母方の4代目にあるSadler’sWells(サドラーズウェルズ)はNureyev(ヌレイエフ)とニアリーで、タガノエスプレッソが4代目にヌレイエフを持っているイメージに近い。マリアライトと同配合というので中距離以上で期待!と思いそうだが、どちらかといえばマイルから1800mぐらいで差し脚を活かすタイプになるのではないだろうか。

最後はメジロベネットの2014だ。こちらもリファールのクロスを持っており、そしてテイエムユメノコの2014とは違い牡馬に出たので、イメージ的にはこちらのほうがキタサンブラックに近い。またNothernDancer(ノーザンダンサー)の多重クロスが入っている点も現代の馬場向きだと言えるだろう(※キタサンブラックもノーザンダンサーの5×5×5のクロス持ち)。
ブラックタイドはディープインパクトと同血であると同時にオンファイアとも同血であるわけだが、オンファイア+母父フサイチコンコルドの組み合わせは昨年の夏のサマースプリントシリーズを賑わせたウキヨノカゼと近似配合になるが、当馬はリファールのクロスの効いていれば、それに加えて母方にサドラーズウェルズが入っていることもあり、中長距離の方に適性が出るのではないかと見ている。

キタサンブラックの活躍を見ていると、4歳以降になって活躍し始めるケースもあるだろうが来年の今ごろ、今回ピックアップした馬の中から活躍馬が出ているか検証してみたい。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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