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キャロットクラブ2015年度産駒の出資申込結果のご報告

| 4件のコメント

■申込内容
51.アディクティドの2015(父ハーツクライ) → 当選
61.フォルテピアノの2015(父ヘニーヒューズ) → 落選

まず全体的な印象として、今年は昨年以上に全体のレベルがあがって「変な馬を持ってきたなぁ」というのが少なく、キャロットクラブのレベルが高くなった気がします。その点でいえば、募集金額が高めになっていたことについては納得でした。

その代わりといってはなんですが、惹きつけるような馬もあまりいなかったような気がします。抜けて良い馬は他のクラブへ行ってしまったのか、それとも変な馬が少なくなったことでどんぐりの背比べにように見えてしまっている見え方の問題なのか、このあたりは2年後に検証したいですね。

さてそんな中で、今年はアディクティドの2015に最優先を使いました。

今年はPOGもそうですが、本当に極力、写真や動画を見ないで選びました(笑)。馬を見る眼がないなら、可能な限りデータを重視して、血統・配合を重視するという作戦にしたわけです。そんな中でアディクティドの2015は、キャロットクラブではあまりハーツクライ産駒が結果を出していないという不安がありつつも、血統や配合、測尺、母年齢などで満点に近い点をつけることができましたので素直にこの馬を最優先にしました。

馬を見た印象はパッとしなかったですが、ハーツクライ産駒ですから良くなるのはもっと先でしょうし、歩かせたときに変な癖もなく故障リスクは低そうです。あとこれは個別の記事には書きませんでしたが、アディクティドはこの1つ下もハーツクライをつけており、本馬のデキが良かったのだと思います。この世代のハーツクライ産駒はジャスタウェイの活躍などを受けてハーツクライの需要が高まり始めた年の世代ですので、狙うならばやはりこの世代、もしくは1つ下の世代ということになるはずです。今年の2歳のローエングリン産駒の活躍を見ていても「当たり世代」を意識することは重要ですので、この世代のハーツクライ産駒は期待できるかと思います。

アディクティドの2015(メス・父ハーツクライ)

アディクティドの2015(メス・父ハーツクライ)

次に一般枠で申し込んだのはフォルテピアノの2015
でも、こちらは外れました。

ヘニーヒューズ産駒はサンデーの募集でも話題になっており、先に配合の成功パターンを研究していたのでそのパターンにずばりハマったこの馬を選びました。ダート短距離路線の牝馬っていうのは条件的に難しいところはあるのですが、将来的に母親優先というところまで見据えると悪くないだろうとの判断から出資を決断しました。あとこのキョウエイフォルテの牝系は昔1頭持っていたこともあって、個人的に思い入れもありつつ、そして期待している血統です。血統を考えると将来的にノーザンテースト肌の牝系を1つでも持っていると大きな武器になると思います。本馬自身のキャリアとしてはダ1400mのOPを勝って、回収率250%(5,000万円)ぐらいまで行ってくれたらという感じではないでしょうか。

ただ正直な感想として、あまりこういうこと書くのは良くないんでしょうが、外れて良かったと思ってます。申込終了後、いろいろな会員の動向をチェックしていて、個人的に「逆神」と思っている方がこちらに申し込んでいて、その方が見事に当てていたので今は嫌な予感のほうが強いです。この予感は2年前のヴィグラスムーヴでも感じた話。いい馬を当てるには人を見ることも大切です、はい…。

他人を差し置いても、中央のダートで未勝利の私が「ダート馬」って言ってる時点で怪しいというのもあります(爆)。いずれにしても最終日の駆け込みが凄かったので、当たらないと思っていたのでショックはありません。

以下、毎年恒例の全体の中で良かったと思う馬を列挙しておきます。

<クラブ内世代トップ10を狙えそう>
09.リッチダンサーの2015(父ハーツクライ)
41.ヒルダズパッションの2015(父ディープインパクト)
51.アディクティドの2015(父ハーツクライ)

<回収率を期待したい>
62.フォルテピアノの2015(父ヘニーヒューズ)
75.ティフィンの2015(父ヴァーミリアン)

上にも書きましたが、この世代はハーツクライ産駒が当たり年になると先読みしてのハーツクライ産駒狙いです。ですの東西からそれぞれ一番良いと思った馬を選びました。

ただ産駒は全体的に晩成傾向でしょうから(母系も晩成気味でしょうし)、いずれもクラシック路線と言うよりは古馬になってからトータルで稼いでくれるのではないかと予想しています。

一方、ディープインパクト産駒はいい馬が多いと思ったのですが、なかなかその中から選ぶというのが難しくヒルダズパッションというベタなチョイスになりました(笑)。

馬体のことはさっぱりわかりませんが、やはり高額馬に見合うだけの雰囲気がありますし、血統的にもそれだけのポテンシャルがあります。ただ各所で言われているダービー制覇という目標は微妙なところで、記事にも書きましたが本質的には1600~1800mベストで2000mぐらいが許容範囲でしょうから、クラシック狙いというよりは古馬になってもコンスタントに活躍してくれるタイプと見てますがどうでしょうか。あとここには入れなかったですが、クリソプレーズの2015もいいと思います(一口当たりが高いと感じたのでオススメはしづらいですが)。

あと安馬の中から回収率が良さそうな馬を探しましたが、今年は難しかったですね。というよりはキャロットクラブはJRAでも1,2位を争うクラブになったことで従来のアウトレット的なクラブから、本格的な一口クラブに昇格したという印象で、これまでのような安い馬の中から大きく稼いでくれる馬はあまりいないような気がします。値付けがより厳格になっていると言ってもいいかと思います。

去年の例でいうと、去年の記事で良いと書いたエピカリス(スターペスミツコの2014)もキャロットクラブのゴールドリュール産駒としては一口9万円と高額でしたが新馬戦は圧勝。無事にいけばこれからバンバン稼いでいくはずです。エピカリスはセール出身だったので価格を下げられなかったというのもあるでしょうが、徐々にキャロットクラブは「いい馬は適正価格で売る」という方向にシフトしているように感じます。ですので、アウトレット的に安い馬というのは見つけにくくなっているかと思います。

そんな中で、トップ10以内は難しそうですが回収率200%ぐらいを目指せそうな馬としては前述のフォルテピアノの2015と、あとは牧場側の期待が高まっていると某所で噂のティフィンの2015を選んでみました。ティフィンに関しては石坂厩舎の牡馬という部分で個人的に少しマイナスにしましたが、父の血が豪華ですし、牡馬で2,000万円、しかもダートで走れることが濃厚なことを考えるとトータルパフォーマンスで楽しめる1頭だと考えています。

あと、最後に一応いつも通りに総合的に判断して故障リスクが高そうだと診断した馬もまとめておきます。詳しい理由や見解は各記事をご参照ください。

<故障のリスクが高そう>
21.クロストウショウの2015(父ヘニーヒューズ)
25.スプリングシーズンⅡの2015(父ステイゴールド)
37.マイティースルーの2015(父ヴィクトワールピサ)
76.スウェアトウショウの2015(父ジャングルポケット)

いつも書いておりますが、私が馬を見る最重要ポイントは「故障リスクが高いか、低いか」という観点であり、その技術向上・検証のためにこのシリーズを書いております。そのため、この結果をご覧になられて気分を害される方もいるかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。

本年も本シリーズにお付き合い頂き、誠にありがとうございました。

(文=桜木悟史) @satoshi_style



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4件のコメント

  1. たしかに、ここ5年くらいかなぁ、募集馬のレベルアップ率?みたいなものと、
    募集価格が上がってきていることはひしひしと感じていました。

    ハットトリックがマイルCS獲ったあたりから価格の上昇は目に見えだして、
    そのあと、重賞馬がぽつぽつ出だして・・・
    まだ、そのころは未勝利卒業できない馬達もだいぶいました。
    私は、当時、カタログに載っている馬達で未勝利脱出できるのは25%
    つまりは、4頭に3頭は「はずれ」だと仮定して出資馬を選んでいました。
    また、一口6万円以上は出資しないという大前提をも持っていましたので、
    かなり狭き門となっていたのを覚えています。

    最近は、未勝利を脱出するのが当たり前となっては来ているのですが、
    募集価格の高騰は、コストパフォーマンスという面では、かなりつらいと思います。

    一口4万円くらいなら、未勝利を脱出してのんべんたらりと
    競争馬として頑張れば、出資した分は還ってくる計算なのですが、
    それ以上の金額になると、それだけではまったく計算できない
    「つらい」金額ですよね。

    でも、しかたのないことなんでしょうねぇ。。。
    キャロットクラブ人口も相当増えてきているのですから・・・
    早くから入会してて、母馬優先の権利を持っておいてよかったなぁ、と
    最近、特にマルティンスタークの子供たちに出資するにあたって、
    心の底から『よかった』と感じている今日この頃です。

  2. >ゆうさん
    コメントありがとうございます。
    マルティンスタークで1頭確保おめでとうございます。私は結局、母親優先のあるラフォルジュルネは回避してしまいました…。母親優先があっても新種牡馬を当てられるとなかなか厳しいものがあります。その点、オルフェも未知数なだけにちょっとドキドキしますね。

    キャロは勢いは凄いですが、今年の3歳は勝ち上がり率を落としていたはずなので、投資対象として見ると非常に難しい時代になってきましたね。本当に同感です。キャロットの制度に不満はないですが、毎年、馬選びが難しくなってきていることを実感しています。

  3. こんばんは。

    今年は、グレイトフィーヴァーとティフィンを購入出来ました。
    ラフィントレイルとピューリティーは抽選漏れしました。
    ピューリティーは、一般で取れると思ってたのにさすがキャロットてますね。
    追加で、オーベルゲイドを二次で購入するか悩み中です。

  4. >金太郎さん
    コメントありがとうございます。
    グレイトフィーヴァーとティフィンですか。グレイトフィーヴァーは高齢なのに凄い人気になりましたね。兄姉を3頭持っていた私にとってはビックリです。シャルール効果でしょうか。

    ティフィンは上にも書きましたが、低価格帯の牡馬としてはいいような気がするんですよね。ヴァーミリアンが頑丈でしたし、息長く活躍してくれそうです。

    オーベルゲイドはマイナー血統で面白い感じはしますね。ダート向きになるのか、芝向きになるのか興味深いところではあります。ぜひ出資を決めたら教えてください^^

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