9月23日、東京・豊洲で行われたnetkeiba主催の一口必勝ミーティングに今年も参加してきました。
去年の6クラブ合同イベントから今回で3回目の開催となります。今回もイベント内で紹介された馬を記事にまとめたいと思います。なお各馬に対するコメントは有料イベントのため割愛させて頂きます(というかそんなに参考になるようなコメント自体がほとんどなかったですね。苦笑)
■イベント名
一口必勝ミーティング2016 シルクホースクラブ&キャロットクラブ
■出席者
シルク阿部社長、キャロット永島営業部長、古谷剛彦、木實谷雄太、小堺翔太(司会)、岡部玲子(司会)
■新種牡馬産駒のおすすめ
★シルクホースクラブ
ブラックエンブレムの2015(父オルフェーヴル、メス、小島茂)
フサイチパンドラの2015(父ロードカナロア、メス、国枝)
モンヴェールの2015(父ヘニーヒューズ、メス、池添学)
★キャロットクラブ
クロストウショウの2015(父ヘニーヒューズ、メス、奥平)
■短距離・ダート路線で期待したい
★シルクホースクラブ
トゥハーモニーの2015(父ロードカナロア、牡、安田)
フラーティシャスミスの2015(父ゴールドアリュール、メス、石坂)
ラッドルチェンドの2015(父ダノンシャンティ、メス、須貝)
★キャロットクラブ
メガクライトの2015(父タートルボウル、牡、小西)
■低価格帯でおすすめ
★シルクホースクラブ
ツィンクルブーケの2015(父ヘニーヒューズ、メス、大和田)
アンティフォナの2015(父ローズキングダム、牡、菊沢)
ウインフロレゾンの2015(父クロフネ、メス、高橋義)
★キャロットクラブ
ビアンカシェボンの2015(父ロードカナロア、メス、浜田)
■プレゼンターのおすすめ
★シルクホースクラブ
メジロツボネの2015(父ディープインパクト、牡、尾関)
シルクプリマドンナの2015(父ダイワメジャー、メス、和田正)
ベッラレイアの2015(父エンパイアメーカー、メス、平田)
★キャロットクラブ
ガヴィオラの2015(父ディープインパクト、牡、田村)
■雑感など
このイベントに参加するのは3回目ですが、基本的にクラブ関係者の営業活動の一環として軽く見ればいいのですが、それでも参加料を払って参加しているのには理由があります。それはNF天栄の木實谷場長のコメントは参考になると思っているからです。昨年のイベントでは、彼が乗り味について言及し、その後ノーザンホースパークマラソン男子部の優勝賞品となったエピカリス(スターペスミツコの2014)は新馬戦を圧勝。今後の重賞級の活躍が約束されたも同然の1頭となっています。
今回のイベントの中でも、馬の動画の見方について質問された木實谷氏は「動画では良し悪しはわからない。繋ぎの寝方などをチェックしている」と発言しています。私もその考え方に賛同しているクチです。しかし、上のように実際に専門家が乗れば走る馬がわかる確率が高いといえます。いろいろな馬体の見方の相馬ノウハウが世の中に氾濫していますが、それらのどんな考え方よりも騎乗者のフィーリングは重視されるものであり、その一点においてこのイベントは価値があると私は考えています。
今回については、木實谷場長は当たり障りのないコメントに終始していましたが、イベントの最後に突然、シルクのプリティカリーナの2015の名前だけは挙げていました。理由についてはコメントしていませんでしたが、これが騎乗者としてのコメントであれば参考にしたいところです。このあたりは来年、再来年のお楽しみといったところでしょうか。
最後のまとめとしては、今回のイベントはキャロットクラブ会員にはほぼ役に立たない内容だったと思います。アンケートに書きましたが、実施時期があまりに遅すぎますね。これは来年以降の改善としてほしいものです。
一方、シルクについては今回、初めてちゃんとした形でラインナップを見ましたが、個人的なフィーリングとしてはロードカナロア産駒はもしかしたらキャロットよりもいい馬が揃っているのかも?と感じました。ただ安田厩舎の馬で総額4,000万という値段を見て「シルクの値段も高いなぁ」と思いました。競馬界、とりわけ一口馬主界隈は景気がいいなぁと改めて実感したイベントでした。
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