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【分析中】ディープブリランテ産駒の好走傾向と配合分析

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先週の2歳戦ではディープブリランテ産駒が2頭勝ち上がり、これで産駒の勝ち上がりは中央9頭(地方6頭)となった。

私が一口を楽しんでいるキャロットクラブではディーパワンサ・リカビトスの牝馬2頭がなかなか強い勝ち方をしているので、「ディープブリランテ産駒は牝馬が強いのでは?」というような仮説を持っていたが、そのあたりの仮説の検証も含めて分析を行なってみたい。

■1:性別傾向

今回はとりあえず中央の9頭だけを分析の対象とした。
牡馬・牝馬の割合は以下の通り。

牡馬:4頭
牝馬:5頭

ちょうど先週牡馬2頭が勝ち上がったというタイミングもあるが、思ったほどに牡牝の差はなさそうだ。

■2:勝ち鞍傾向

次に産駒が勝っている条件を抽出すると、以下の通りとなる。

1200m:1勝
1400m:5勝
1600m:3勝
1800m:1勝

まだ2000m以上のレースを使った馬が少ないのでここから距離を延ばしてどうかという部分は未知数だが、2000m戦でも馬券に絡んでいる馬はいるので2000mぐらいまでは許容範囲だと言えそうだ。
現状では1400-1600mのレースでは信頼がおきやすいということは言える。

また勝ったレースの競馬場の内訳を見てみると面白い。

新潟:3勝
東京:2勝
中京:2勝

これ以外だと、阪神・京都・福島でそれぞれ1勝を挙げている。こう見ると、左回り巧者というような評価をしてみたくなるが、個人的には「少しエンジンのかかりが遅く、直線が長めの新潟や東京が向く」という評価をしておきたい。

ディーパワンサのレースなどを見ていると、悪い意味ではなく、スパっと切れるというよりは、少しエンジンのかかりが遅い代わりにエンジンがかかるとずっと伸び続けるような印象。リカビトスも同じような印象を受けた。おそらく小回りコースのような器用さが求められるコースよりは長く脚を使えるコース・展開のほうが力を発揮できるのだろう。

また地味にディープブリランテが優秀なのは中央では芝しか勝ち鞍がないが、地方でも順調に勝ち馬を輩出している点だろう。道営ではフローラルカップを制し、中央交流のエーデルワイス賞でも4着と健闘したオーブスプリングもおり、ダートも悪くない。このことからその内、ダートでも勝ち上がりを決める中央馬が出てくるとみて良さそうだ。

■3:配合分析

最後に簡単に、現時点での勝ち馬の配合分析を行なってみたい。

勝ちあがった中央9頭の血統表を眺めてみると「これだ!」というような勝ちパターンは見つけられなかった。これは良く言えば、どんな繁殖牝馬相手を組み合わせても、可能性は秘めているという点で生産関係者にとっては嬉しいことかもしれない。

それだけ各ディープブリランテ産駒がバラエティに富んだ血を取り込んでいる印象なのだが、主要なところの血を取り込んでいる分布は以下の通り。

Mr.Prospecter:5頭
Lyphard:2頭
Deputy Minister:2頭
Rahy:2頭
Seattle Slew:2頭
Kris.S:2頭

面白いのは勝ち上がった9頭のうち、5頭が5代目までにミスプロを持っている点だろう。

これは個人的なイメージだが、ディープブリランテは現役時代、切れ味というよりは先行して持久力勝負するようなところがあったので、相手にミスプロのようなスピードがあって軽さを与えるといいのかもしれない。

ただ、一口にミスプロといっても、スタミナ色が強いKingmamboのようなミスプロではなく、エンドスウィープやフォーティナイナーのようなダートの短距離っぽい血のほうが相性は良さそうだ。

そしてミスプロが入ったタイプは全体的に切れ味が増して、上がりが速い。33秒前後の差し脚を使えるポテンシャルがある。
これに対して、アウトブリードだったり、Lyphardをクロスさせた配合は少し上がりが遅め。戦法としては前目で競馬して押し切るような競馬のほうが向きそうだ(ブリラーレやジャスタザマリンがこのパターン)。

あとまだ十分なサンプル数が出ていないのでなんとも言い難いが、今後の焦点としてはStorm Catあたりの北米系ノーザンダンサーとどういう相性を見せるかは見守っていきたいところ。
父ディープインパクト×母父Strom Catはニックスとされるが、現時点でディープブリランテ産駒のStorm Cat持ちは1頭しか勝ち上がっていない。Storm CatやDanzigあたりのパワー寄りの血との相性は今後も見守っていく必要がありそうだ。

■4:注目配合

前項目で「目立ったような配合パターンはない」と書いたが、無理やり注目するなら「ディープブリランテ×Kris.S×ミスプロ」の組み合わせ。これに該当するのが2頭いる(メイショウベルボン・エテレインミノル)。

Kris.Sといえば代表例はシンボリクリスエスだが、シンボリクエリスエス産駒は主にSS系とミスプロ系との組み合わせから重賞馬を輩出している。

そして上に書いたようにディープブリランテとミスプロ系は相性がいいので、それを邪魔しないでいい感じで接着剤的な役割を果たしてくれそうなのがKris.Sというのが筆者の仮説。このミスプロの部分はDeputy Ministerでも代用可。とにかく「Kris.S持ちのディープブリランテ産駒」は一度血統表をチェックしてみる価値はあるだろう。

そして、これは個人的にちょっと期待したいのはSeattle Slewとの相性。

Seattle SlewはあまりSS系との相性がよろしくない。この血を受け容れられるのが主要なSS系だとハーツクライぐらいなので、ディープブリランテがSeattle Slewを受け容れられるようになると、A.P.Indy系やカジノドライヴ産駒あたりとの交配もできそうで、このあたりは将来的にダートで面白い馬が出てくることを期待したい。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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