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【あなたは馬体派?それとも血統派?】一口馬主における流派選び

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こんにちは。一口馬主ブロガーの桜木悟史です。

いよいよキャロットクラブのカタログ到着が来月に迫ってきました。といっても、私はすでに7月に送られてきた87頭分の募集予定リストについて全馬、配合チェックを終え、あとはDVDで故障リスクの最終チェックをするだけの状態なのですが(笑)。

さて、私は血統分析派を名乗っていますが、それが正解はさておき、流派を選ぶことは大切だと思っています。そこがブレてしまうと選馬ノウハウの改善が困難になります。これは一口馬主に限って話ではありませんが「選択と集中」は非常に大切なことです。

私が血統派を選んだ経緯は、過去に執筆した 「馬体派ではなく、血統派を選んだ理由」 に書いたのでそちらを読んで頂くとして、今回は一口馬主(POG)における【血統派のメリット】について書いてみます。

■血統派のメリット

血統派のメリットはずばり「馬体派よりも先に検討を始めることができる」という点に尽きます。

キャロットクラブの場合でいえば、今年は8/25にカタログが到着予定、そして9/7には1次募集が締め切られます。その13日の間に判断しなければいけません。特に馬体派であれば、カタログを見るまではほとんど行動をとれないということになります。ましてやツアーで実馬を見ることを重視している場合は検討期間はさらに短くなってしまいます。

その短期間に80頭を超える馬を見て判断するにはセンスや才能が必要だと私は考えています。中にはそういった才能を持ち合わせている方もいるでしょうが、そういった方々に私のような凡人が対抗するためには「事前にできる血統分析に力を入れて、勉強量・検討時間の多さで勝負しかない」という考えに至ったのです。

私の場合は、5月時点(社台・サンデーのラインナップ発表時点)で一度、キャロットクラブの募集予定馬を選定、仮予想をして事前に分析を始めて、7月末時点で血統分析を終えています。私の例は極端ですが、血統に重きを置けば、7月中旬の第1次ラインナップ発表から検討を始めることが可能です。

この作戦はPOGにも応用可能で、POGは通常、4,5月に発売されるPOG関連の書籍を見て検討を始めますが、血統派はnetkeibaなどに1歳馬の情報が載る頃から選定を始めることが可能です。私もキャロットクラブの募集が終わったぐらいのタイミング(10月以降)で来春のPOGの検討を始めています。

■血統派の「馬体の見方」

あと私の場合、血統派と言いつつも馬体のチェックも行います。ただ、その場合、事前に血統分析をしておくことで馬体のチェックも「選択と集中」ができている点も強みだと考えています。

一言に“相馬”といっても「馬体のバランス」「歩様のチェック」「各パーツの筋肉量」など、さまざまな着眼点があります。この主軸を決めることも一口馬主において重要ですが、約2週間の中でこれらをすべてチェックすることは、少なくとも私にはハードルが高いと考えています。

そこで私はいろいろな着眼点を捨てて、原則「故障リスクを見極める」という1点だけに集中にしてDVDをチェックしています。

私も数年前まではカタログ写真やDVDで馬体の良し悪しを見極めようとしていましたが、自身の過去の診断などを顧みて、その精度が低かったことがわかりました。ですから、そういった相馬を諦めて不必要な見方を切り捨てた成果なのか、故障リスクの見極めに関しては精度を高めることができました。2014年度産駒(現3歳)に関しては 総括記事 で【故障リスクが高い馬】を7頭リストアップしましたが、そのうち4頭が骨折しています(メロディーア、コーブルク、ガウディウム、シャイントレイル)。

その4頭以外でも、「歩様のリズムが怪しい」と書いたステラエスペランサ(母グリッターカーラ)が調教中に打撲を負っていまだに未出走、「バランスの悪さから脚などに負担がかかる」と書いたルヴォワール(母リュヌドール)はデビューから2連勝と素質を見せるも馬房の中で起き上がる際に負傷しています。そこまで私が予測をしていたといえばウソになりますが、私が指摘した脚の異常が原因であることも否定しきれません。私自身は、これも「選択と集中」をしてDVDを見てきた成果だと考えています。

■どの流派でも大切なコト

血統表をいくら眺めてみても、残念ながら個体の故障リスクはわかりません。足りない部分は馬体を見て補う必要があります。そこに集中するために、馬の良し悪しは血統で判断するという“軸”を決める必要があります。馬体派が優れている、血統派が優れているというような優劣の問題ではありません。ただ、どっちつかずになると改善が難しくなります。これが一口馬主において「流派選び」は重要だと書いた理由です。

その流派選びには冒頭で紹介した 「馬体派ではなく、血統派を選んだ理由」 に書いた通り、その人のライフスタイルによって選ぶべきでしょう。毎週末、休みが確保できてグリーンチャンネルなどでパドックをチェックできるなら馬体派を目指す、逆に私のように週末に仕事が入って競馬が見れないことが多いライフスタイルならば、すき間時間を使って勉強できる血統の知識を深める。それ以外の流派もあるでしょう。

そして、いずれの流派を選んでも重要なのは「過去の自分の振り返り、悪い部分を修正する」というトライ&エラーの繰り返しです。そのトライ&エラーを効率的に行なうためには、基本となる軸を決めておく必要があるという訳です。私も数年前までは「この馬は血統はいいけど、馬体が良くない」というような軸が2つ以上ある形で募集馬の診断をしていましたが、こういう評価は後に残していても、あまり改善には役に立ちませんでした。なぜなら、この馬が走っても走らなくても正解(不正解)になってしまうからです。

あくまでも上の例はわかりやすい例として書きましたが、軸をひとつに絞れば、自分の間違いを素直に認めることができ、そして正解だった考え方は正しい(信じることができる)ノウハウとしてあなたの中に蓄積するのです。

最近、レイデオロ効果なのか、Twitterなどで私の考え方に関する質問なども頂くことが増えましたのでこの場を借りて基本方針について書いてみました。一口馬主の楽しみ方はひとそれぞれなのですべてが参考になるとは思いませんが、何かしらのご参考になれば幸いです。

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