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ハープスターの2016(父キングカメハメハ)評価【キャロットクラブ募集番号46】

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これまで長年、POGを運営してきた経験や、独自のデータ・傾向分析から競走馬への出資に関する考え方を書いていきます(当シリーズを初めてご覧になられる方はまず こちら に目を通して頂けると幸いです)

<出資馬選びの方向性>
・募集価格に対する回収率を重視(目標200%)
・クラブ内世代トップ10入りを目指せるか?
・重賞出走を目指せるレベルか?

<主な分析ファクター>
・血統・配合、種牡馬傾向、性別傾向
・出生時の母年齢
・DVDでの動き(故障・怪我のリスク)
・厩舎力、厩舎の方針、厩舎データ


ハープスターの2016

ハープスターの2016

父:キングカメハメハ
母:ハープスター(5歳)
母父:ディープインパクト

5代目までのクロス:Northern Dancer 5x5x5x5

牝馬

募集価格:7,000万円
預託予定:池添学厩舎(栗東)

本馬の配合「父キングカメハメハ+母父ディープインパクト」はこれから数年、この2大種牡馬が引退するまでは注目される配合となります。ただ個人的にはディープインパクトとキングカメハメハの相性はそこまでではないと考えています。

この配合を逆さまにしたケース、「父ディープインパクト+母父キングカメハメハ」は現3歳以上で15頭中12頭が勝ち上がり(.800)、代表産駒はデニムアンドルビーとなります。ただ当たりと呼べる馬は同馬ぐらいで、それ以外の馬は5千万円を稼ぐほどがやっと。「勝ち上がりは見込めるが、募集価格を踏まえると強調はしにくい」ということが言えるかと思います。

本馬の配合のポイントを解説すると、まずプラス面。これは近年のキングカメハメハ産駒に活躍馬が出てきた「Specialのクロスを内包している点」があげられます。上記のデニムアンドルビーが持つNureyevと3/4同血となるFairy Kingが4代目にあり、これが気性面のリスクと引き換えに爆発力につながる可能性があります。

そして母系が持つトニービンの血もキングカメハメハとは相性が良い。この配合は傾向として中距離型に出やすい配合です。近年ではヴァナヘイム[京都2歳S]が「キングカメハメハ+ディープインパクト+トニービン」の形になっています。

ただ筆者の配合論でいうと、キングカメハメハとトニービン(グレイソヴリン系)を組み合わせる場合は「その接着剤の役割を果たすノーザンテーストが重要」です。これに代表されるのがドゥラメンテで、他にもトニービンではありませんがヒットザターゲットもこのパターンに分類されます。その点において、本馬の血統表にはノーザンテーストの血が入らないので上記のような成功パターンに分類できるのか疑問が残ります。

あと出産時の母年齢も気になります。ハープスター自身が6歳時の仔ですから、そこまで気にしなくてもよいのかもしれませんが、筆者の判断でいえば5歳はストライクゾーン外。さらにドバイから帰ってきてからすぐに受胎している点も気になります。引退レースから妊娠時期までの間隔と競走成績の相関関係に関しては筆者の専門外ですが、競走時代に結果を出した名牝の仔は、たとえばシーザリオでも2番仔までは未勝利でしたから基本的にはしばらく様子見をしたいところです。

あと動画で脚のさばきを見た時にちょっと故障リスクがありそうだなと感じました。測尺も、筆者がデータをとりはじめてから、キャロットクラブで募集時「馬体重400kg未満」「管囲19cm未満」の両方を満たした馬が世代ベスト10に入ったケースはありません。このあたりが母の妊娠までの期間と因果があるかは不明ですが、本馬に関しては配合・馬体・測尺・故障リスクもろもろで強気にはなれません。

(文=桜木悟史) @satoshi_style
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※母名の横の( )内の数字は本馬出生時の母馬年齢
※出資判断はご自身の責任でお願いいたします。責任は負いかねます
※写真などはクラブの許可を得て掲載しております

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