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【神戸新聞杯】レイデオロ出資者の見解

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先に結論から書くと、神戸新聞杯に関してはほとんど心配はないと考えています。

心配な材料があるとすれば2つ。ひとつは【重以上の重馬場になるケース】。以前から書いている通り、レイデオロは重馬場が苦手ですから、馬場悪化はマイナス材料です。

次に血統データとして【秋の中山・阪神の重賞では休み明けのキングカメハメハは不振気味】というデータがあります。牝馬三冠のアパパネのローズSで敗戦、ロードカナロアもセントウルSを2年連続で落とすなど、キングカメハメハ産駒にとっては秋初戦は鬼門なのは確かです。

ただし、神戸新聞杯に関しては【1番人気が強い】【ダービー最先着馬は好成績】などプラスのデータもありますので、プラス材料とマイナス材料を比較した場合にプラス材料のほうが勝っている気がしますし、何よりレイデオロ自身が阪神芝2400mのような紛れの少ないコースは得意ですから、馬の適性を考えても、1着候補として信頼してよいかと思います。

■状態について

気になる状態面ですが、フォトパドックなどで見た感想をいうと、「成長はしているけど、まだ成長途上」という評価。春に比べると、だいぶトモの厚みができましたし、このあたりは確実に成長を感じます。トモは完成の域に近づいているのではないでしょうか。一方、首から背中のラインはまだまだで、少しアンバランスさは感じますが、走れないことはないかと思います。

ちなみにノーザンファーム天栄の木實谷場長はレイデオロに関し「完成するのは来年の夏以降」と話していますが、筆者もほぼ同様の見解です。まだまだ成長の余地は残していますが、これは春と変わらずというところで、その中で各パーツの成長は感じるので心配は不要かと思います。

あとは休み明けがどうかですが、フォトパドックを見ても腹回りの緩さは感じないので、太目残りということはないかと思います。当日の状態の見極めとしてはパドックで地面に滴るような汗さえかいていなければ、問題ないはずです(馬体の表面が汗で光っているぐらいの状態がちょうどいいと思います)。

むしろレイデオロは闘争心で走るタイプなので、当日どこまでヤル気を見せているかが重要です。実は1週前と今週の追い切りで遅れたあたりはデキを疑っている部分で、この点は競馬場に到着してスイッチが入るかどうかでしょう。

「神戸新聞杯は叩きであるから本気で仕上げてこないという見解」が世間的には多いかと思います。もちろん本番は先なので100%の仕上げではないのは確かですが、あまりこの考え方に固執しないほうがいいでしょう。理由は2つあります。1つは、藤沢先生がダービー後、「ダービー馬にふさわしいキャリアを歩ませたい」と発言している点。つまり、関係者は簡単に負けていいとは考えていない点です。皐月賞の時とは立場が違います。

もうひとつの理由は「負けてもいいなら、セントライト記念でよかった」という点です。つまり勝てなくてもいいから1周回ってくればいいという考え方であれば、先週のセントライト記念で事は足ります。ルメール騎手も中山にいたわけですから、そういう選択も可能だったわけです(※レイデオロの次走発表はアルアインよりも前)。

しかし、そうしなかったところに「馬の適性を考え、勝てる可能性が高いコースを選んだ」、そして「ダービー馬として負けられない」という藤沢和雄調教師のプライドが感じられます。これらを踏まえると出走に踏み切った時点で十分に勝てる仕上がりだと考えるべきです。

■相手関係など

◎レイデオロ
▲ダンビュライト
▲キセキ
△アドマイヤウイナー
△ベストアプローチ
△カデナ
消サトノアーサー

◎レイデオロに関してはマイナス材料は【馬場状態】ぐらいですが、それも天気予報を見る限りは大丈夫そう。そして相手関係も春と大きく変わったということもなく、1着固定とします。

ダービーのレベルうんぬんの話があります。これに対して「いや、今年のダービーはレベルが高かったぞ!」という反論はしませんが、こういう時にフラットな分析に必要なのは【差し馬はペースを選べない】、そして【差し馬をレースタイムで評価するのは危険】という2点です。たとえばレイデオロがスタートから2番手を走って、その結果、あのタイムで1着ならば今年の神戸新聞杯ではダービー馬を疑うべきでしょうが、そうではありません。

これと似た話で「ダービーでの上がりが8位。だからレイデオロは評価できない」という意見もありますが、あれだけ道中動いた馬が上がりも1位だったら怪物です(笑)。こういう見解を述べている方はもう少し冷静に物事を見るべきかと思います。

気になる相手関係ですが、このレースは2頭軸で買いたいので、軸のもう1頭には▲の2頭を考えています。

まずダービー組からは▲ダンビュライト。本質的には、中山とか阪神内回りがベストだと思うのですが、自分のレースさえできれば大崩れはないでしょう。今回は明確に逃げ・先行をするアダムバローズがいるので、ダービーよりはレースがしやすいと思います。あとこの馬は収得賞金が少なく、このままだと狙ったレースに使えないので、このトライアルにかける気持ちは強いはず。音無厩舎は一昨年のリアファル(1着)、昨年のミッキーロケット(2着)とトライアルからしっかり仕上げてきますので信頼はしやすいかと思います。

上がり馬では、当然▲キセキをあげないといけないでしょう。レイデオロに先着する馬がいるなら、この馬でしょう。

レイデオロとキセキの着順を考えるためには【残り600mでの位置取り】と【上がり3F】を推理します。仮に33秒台が出る良馬場だとして、レイデオロは道中大きくポジションを上げるというアクションなどがない限りは~33.5ぐらいの末脚を使うと想定されます(道中動いたダービーが33.8)。キセキは前走平坦の新潟で32.9、前々走は坂のある中京で33.2をマークしており、今回の坂のある阪神では~33.2ぐらいの上がりをマークすると推定されます。このような推理をした場合、キセキがレイデオロに先着する条件は【残り600m地点でレイデオロの後ろの2馬身差以内にいること】となります。

このポジショニングは十分に実現可能で、この展開を期待してキセキを上位にとるのはアリです。ただ気を付けておきたいのはキセキはゲートが悪く、ここ2走は後ろからの競馬を強いられています。そして、今回は下げざるを得ない枠に入りました。2つ内側にダンビュライト、すぐ外にアダムバローズと先行したい2頭に挟まれる枠順になったので、この2頭の動き次第では一旦、最後方近くまで下げる可能性もあります。

それに対してレイデオロはダービーと同じようなスムーズに外目の後方ポジションをとれる枠に入りました。おそらく道中はレイデオロのほうが前にいて、600mの時点でキセキがどこまで差を詰められているかの勝負だとみます。鞍上はダービーで動くに動けなかったミルコですから、積極的に動いてくる展開は十分にありそうです。それをルメールがどう受けて立つのか? この2人の外国人騎手の攻防は面白いと思います。

以下、同じく上がり馬の△アドマイヤウイナーは乗り難しいタイプですが、2000m超のレースで(1,0,3,0)。こういう長距離適性が明白な上がり馬は菊花賞に向けて目を離せないタイプで、ここでは印を回します。比較的、手が合っている秋山騎手に戻るのも買い材料です。

ダービー9着の△ベストアプローチは前走は道中が急な流れになって4角では最後方近くまで後退。ああいったイレギュラーな流れが苦手なタイプなので、ダービーよりもまともな流れになりそうな今回は巻き返し可能。

問題はカデナとサトノアーサーの取捨選択です。

まずカデナですが「父ディープインパクト+母父フレンチデピュティ」は、マカヒキやクロウキャニオンの仔を筆頭に夏を越して意外と成長してこないタイプが多いので春からの成長がカギになります。

加えて、個人的にはダービーの福永騎手の乗り方が微妙で2400mで買っていいのか疑問があります。ダービーのリプレイを見ると、福永騎手がひたすら手綱を抑えているのがわかります。あそこまで抑えてしまうと道中のロスが大きく、はっきり書くと「この馬は福永騎手が乗っている場合は2400m戦では好走は難しいのではないか?」という仮説を立てています。

これと似た理由でサトノアーサーも道中抑えないといけないタイプ。この馬はあまり器用ではないのでコーナーで加速するのが得意ではなく、本質的にはワンターンのコースのほうが力を発揮できるタイプではないでしょうか。

どちらもこのコースに強いディープインパクト産駒ですから馬券圏内に来てもおかしくないのですが、両方買うと点数が増えてしまうので、阪神2400mであまり複勝率が高くない川田騎手騎乗のサトノアーサーは無印とする予定です。カデナも消極的なのですが、こちらは当日まで判断を保留したいので記事上は印は回しておきます。

現時点で考えているのは ◎ ⇒ ▲ ⇔ △ の3連単フォーメーション。これで10~14点。カデナ・サトノアーサーが来なければ意外な好配当となるかもしれません。ダービーに続いて3連単を当てたいですね!

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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