POG一口馬主情報局

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2018年度キャロットクラブ募集馬診断について

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今年もキャロットクラブの1歳馬診断の記事を書いていきます。
予想大会参加者など常連の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

この企画はあくまでも自分の選馬ノウハウを記録・向上させるために執筆しております。検索などでたどり着いた方がこちらのページにまで目を通してくださるかはわかりませんが、この企画の意図やポイントなどを踏まえて解説記事を読んで頂けますと幸いです。

■評価の方向性について

評価の方向性ですが、目指す方向性は3つあります。

1:出資金に対する回収率(目標は200%)
2:クラブ内、世代トップ10入りを目指せるか?
3:重賞に出走できるタイプか?

2019年以降は降級制度の廃止が決定していますので重賞出走レベルを意識して出資をしないとすぐに頭打ちになる可能性があります。よって条件馬でコツコツ稼ぐタイプよりは、重賞に出走できそうな馬を重視します。

ちなみに過去5年の最優先申込は以下の通り(落選含む)。

2011年産:ブレイズゴールド(0%)
2012年産:サフィロス(203%・18位・重賞出走)
2013年産:ティソーナ(165%・12位・重賞出走)
2014年産:レイデオロ(911%・1位・重賞勝ち)
2015年産:アリストライン(21%・37位)

■2014年~2015年産の振り返り

まず4歳勢はレイデオロ(911%・1位)・エピカリス(312%・3位)・アロマドゥルセ(108%・8位)と重賞勝ち2頭・ベスト10入り3頭をピックアップできたのは悪くなかったかと思います。

3歳勢は、ヴェルテシャフト(15%・10位)・フレットレー(14%・26位)・アリストライン(21%・37位)の3頭をピックアップしました。募集額が高い馬をチョイスしたので回収率は悪いですが、いずれの馬も昨年の総括記事に書いた通り、血統的に古馬になってから活躍するタイプでしょうから来年、回収率・順位はもっと良くなっているはずです。

現3歳に関しては、総括記事に【抜けて良い雰囲気の馬がいなかった】と書きました。当時は全体的にレベルが上がったことで良い馬が目立たないのかもしれないと考えましたが、蓋を開けてみればどんぐりの背比べでした。この中で当たりを見つけるというのは難しかったですね。

■分析手法について

筆者は馬体の良し悪しがわかりません。ただ能力の良し悪しはわからなくても、以下の3点を確認するために馬体をチェックしています。

●故障リスク
●馬に合った適正な条件のイメージ
●血統から来るイメージと違和感はないか?

ちなみに2015年産の診断では総括記事の中で「故障リスクが高い馬」として4頭をリストアップしましたが、その4頭のうち3頭が故障(クロスデスティニー[骨折]・モンヴァントゥ[屈腱炎]・スウェアジーク[坐骨骨折疑い])、残り1頭のインボルクも膝に弱さを見せ、3歳8月にデビュー(15着)。この精度をどう判断するかはお任せしますが、自分の中ではリスクは見極められたと考えています。

ただ、筆者の分析は基本的に【血統・母年齢・厩舎傾向を重視した選馬】です。

配合評価は過去のパターンや近年のトレンド・活躍馬に当てはめて、その実績から判断する手法です。血統の知識に詳しい方と比較すれば底の浅い分析となっているでしょうが、うんちくに偏った知識は実用的ではないというのが筆者の考えですので、この方向性についてもご理解頂けると幸いです。

なお昨年の秋以降、新たに遺伝に関する勉強をしたこともあり、一部クロスに対する考え方を改めた部分があります。それにより昨年以前の記事と整合性がない箇所がございます。この点についてもご理解頂ければと思います。

また筆者は「出生時の母年齢」も重視します。あくまでもキャロットクラブ内での統計ですが、過去の世代間ベスト10の馬のデータを抽出した結果、以下のような傾向を見出しています。

●ベストは9,10歳時の仔(当たりと呼ばれる馬はこの母年齢の生まれが多い)
●ストライクゾーンは8~12歳(ベスト10入りはこのゾーンに集中)
●16歳以上はベスト10入りがなく大きく減点

確率の問題ですが、筆者は上記の傾向を重要視しています。

「厩舎データ」については、成績・データだけを見て良い厩舎・悪い厩舎を判断しません。ポイントは「血統が導く適性と厩舎の得意分野のミスマッチを避ける」ことです。

例を出すと、藤沢和雄厩舎であれば、これまでJRAのダート重賞が2勝のみですから重賞出走を目標にするならダート適性の高そうな馬には手を出さないほうが賢明です。

また牝馬でほとんど結果を出していない厩舎もあります。これは厩舎の能力だけでなく、「体質が弱いが、この厩舎なら無事に牧場に返してくれるだろう」という牧場(ノーザン)の意図があって、そういう厩舎に割り振られているケースもあるかと推測されます。

厩舎データを研究していると、芝・ダートでの勝ち星での偏り・よく使う競馬場の傾向などに大きな違いがあります。出資検討時に思い描いていた適性と、厩舎の方針・傾向に乖離があるとストレスを感じるのが一口馬主です。こういったストレスを避けるためにも事前に厩舎傾向を勉強しておくことは大切だと筆者は考えています。

一口馬主をやっていると、NG厩舎など様々な評判があります。ただ、その多くは「出資者が自分の思い通りにならなくて厩舎に不満を感じた」という主観的な評価であり、冷静に厩舎を見ているとは言い難いでしょう。こうした時こそ、データを見ることが重要です。

そうした誤解やストレスを事前に回避するヒントとして、筆者の見方やデータ分析がお役に立てば幸いです。

(文=桜木悟史) @satoshi_style




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