POG一口馬主情報局

POG、一口馬主のための情報サイト。ドラフト型POG開催中。2歳馬、3歳馬の次走近況情報も掲載。キャロットクラブの出資馬の選び方や種牡馬別の配合や厩舎・調教師データなどを解説

2019きさらぎ賞 上位馬の血統分析(ダノンチェイサー・タガノディアマンテ・ランスオブプラーナ)

| 2件のコメント

きさらぎ賞に関しては、過去10年の好走馬の血を大きく分類すると、以下の2条件を満たす馬が多かった。

・トニービンor Lyphard orノーザンテーストのいずれかを内包
・ナスキロ[Nasrallah+Princequillo]の血を持っている

これらを前提に予想を組み立てたので、そのあたりがどうだったかを振り返っていく。

■1着 ダノンチェイサー

ダノンチェイサーはここ8年で11頭もの3着以内を送り出しているこのレースのリーディング種牡馬・ディープインパクトの仔。加えて、ディープインパクトとDanzig系の組み合わせサトノダイヤモンド(16年1着)やサトノアーサー(17年2着)など、このレースとは相性が良かった。

冒頭で紹介した条件に当てはめると【Lyphard】【ナスキロ】の2条件を満たしている。4代目のPush a Buttonがナスキロ。

イメージとしては、同じ母父デインヒル系のサトノアーサーと似たような感じで、距離は1600-1800mあたりがベストか。展開次第で2400mもこなせないこともないが、この先の皐月賞・ダービーでどれだけの競馬ができるだろうか。サトノアーサーよりも前で競馬ができ、ある程度、自分で展開をつくりだせる点は魅力と言える。

■2着 タガノディアマンテ

こちらは【ノーザンテースト】【トニービン】持ちで、かつステイゴールドの母系にあるロイヤルサッシュがナスキロに近い血なので、きさらぎ賞で走れるだけの血統背景は十分にあったと言える。馬券に入れるべき馬だったので反省しなければいけない。

ここからは言い訳めいた話になってしまうが、自分の中でエングレーバー>タガノディアマンテという序列にした理由は「オルフェーヴルとキングマンボ系の相性が微妙」という点。

オルフェーヴルとMr.Prospectorの相性はそこまで悪くないのだが、キングマンボ系との相性はあまり良くない。父ステイゴールドも同じ傾向を見せており、本馬の評価を下げてしまった。そして畳みかけるかのように東京新聞杯でもステイゴールド+母父キングカメハメハのインディチャンプが勝利(血統派に対する追い討ちとしか思えない。苦笑)。これまではステイゴールド系とキングマンボ系の組み合わせはあまり評価できなかったが、この点は素直に改めなければならないだろう。

タガノディアマンテに関しては、血統表の字面だけでいえば外回りのほうが力を発揮できる配合で、本来は東京>中山なのだろうが、中山の内回りで存在感を増すNureyevも内包している。半兄ダガノエスプレッソ[ブラックタイド]も弥生賞で3着。皐月賞にまったく適性がないということはないだろう。皐月賞で掲示板を確保して、ダービー出走まで行く青写真は描けそうだ。ダービー、もしくはNHKマイルCに出てきたらしっかり検討したい。

■3着 ランスオブプラーナ

ケープブランコ産駒は重賞で馬券に絡んだのが今回初めてのはず。完全にノーマークにしてしまったが、本馬の母父はマンハッタンカフェ。同産駒はルージュバックアメリカズカップとこのレースで好走していた。この3頭は「マンハッタンカフェ+Mr.Prospector」という共通の組み合わせを持っていた。

今年は直前に雨が降り、良馬場といえども力のいる馬場になっていた。そこを逃げ粘って3着。イメージとしてはアメリカズカップに近い。

本馬は父方に【ナスキロ】を持っており、その点で買えたかもしれないが、トニービン・Lyphard・ノーザンテーストなどのポイントとなる血がなく、筆者にはここまで手を伸ばすことは難しかった。

本馬はなかなか次の馬券の狙いどころが難しいが、アメリカズカップに似ているという仮説を立てるなら「京都芝1800mでベタ買い」だろうか。

■編集後記

今回のきさらぎ賞は◎アガラス・〇エングレーバーと予想して、まさかの逆ワンツー。。。アガラスに関してはスタート直後から鞍上が制御できないのを見て「こりゃダメだ」と思いましたが、エングレーバーもまったく見せ場なし。京都の戸崎騎手という部分は気になったのはなったのですが、それでも3着は外さないと思ったんですけどね。やはり関東の騎手には京都は難しすぎるんでしょうか。。。

さて先週は日曜日に中京競馬場までの日帰りツアーを組みました。目的は未勝利戦に出走する出資馬・ファナティック。デビュー戦の前走は内の馬が残る中で外から1頭違う脚を使っていたので「普通に回ってくれば勝てるだろう」と思っていました。
ファナティック2戦目パドック
結果は見事に1着。正直、3角の手応えが怪しく見えたのですが、コメントなどを読む限りはそんなことはなく、終始手応えに余裕はあったとのこと。本馬はアーデント・ラブラバードなどの半妹ですが、兄たちにはなかった切れ味があります。本馬の父はジャスタウェイで、そのあたりがこの切れ味の由来かな、と。ジャスタウェイ産駒は先日、若駒Sを勝利したヴェロックスやアウィルアウェイなど上がり最速をマークする産駒がちょくちょく出てきています。

ジャスタウェイ産駒は、以前に執筆した新種牡馬分析で「血統・配合の面からはなかなか扱いが難しそう」と書きました。その通り、今のところ明確な好配合パターンはなく、今年のPOGの指名をどうしようかと思案中ですが、いい能力を遺伝しており、これからも注目の種牡馬であることは間違いないでしょう!


話をファナティックに戻しますが、なかなか強い勝ち方をしたので関係者回りでは「とりあえず春はオークスを目指してみようか」という話はあるようですね。ただ、まだまだ成長途上で、あくまでもうまく賞金を加算できたらという感じでしょうね。ジャスタウェイ産駒の成長スピードを考えても、春に無理する必要はないかと思います。

ヴェロックスも若駒Sを勝ったあとに川田騎手が「まだまだですね」とコメントしており、ジェスタウェイ産駒は長い目でみていくべきでしょう。どうしても期待はしてしまいますが、気長に応援していきます。皆さんにも応援して頂けたら幸いです。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

バックナンバーはコチラ




←他のPOGサイトも見てみる


2件のコメント

  1. ファナティックおめでとうございます。
    ジャスタウェイなら、早枯れのイメージもないですし、楽しみですね。
    しかし、1年目とはいえ、これといったパターンの読めないジャスタウェイの
    ヴェロックスを買っている金子さんは、やっぱり凄いですねぇ・・・。

  2. >黙殺常習犯さん
    ありがとうございます!
    金子さんは馬体もさることながら、血統も見て買っているそうですからね。一度、講義受けたいです(笑)

コメントを残す

必須欄は * がついています