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2019中山記念 上位馬の血統分析(ウインブライト・ラッキーライラック・ステルヴィオ)

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中山記念はSS持ちが強く、不良馬場になった2010年以外は必ずSS持ちの馬が馬券に絡んでいる。今年2019年もSS持ちの1~3着となった。

今年に関してはマルターズアポジーが速いペースで引っ張り、1:45.5というここ10年では最速のタイムをマーク。その中で、ステイゴールド産駒とオルフェーヴル産駒のワンツー。こういう速いペースになったことで、ステイゴールドが持つノーザンテーストの血が活きたという仮説は立てられる。

そういう意味では、今回上位に来た馬はキセキがつくるペースには合いそうで、次走大阪杯でもペースが合いそうな予感だ。特にウインブライトは単に中山巧者と捉えられていそうな気配があり、人気の盲点になるかもしれない。

■1着 ウインブライト

昨年の優勝馬で、中山適性で勝った印象はあるが、上記にも記した通り、ペースが理由とも考えられる。その点でいえば、次走はまだ発表されていないが、大阪杯を選択した場合は注目となる。

おそらく昨年と似たような臨戦過程となるので、昨年同様の中穴になることが予想されるが、昨年は途中からスワーヴリチャードがマクっていけるようなスローペースであったこと、今年はノーザンテースト的なペースメイカー・キセキが出走を予定していることを考えると昨年よりは条件が向く

2000mのG1では皐月賞[8着]と結果は出なかったが、当時と比べて体重は30kg近くも増加。今の充実ぶりなら一線級に通用しても不思議ではない。

血統的な話を添えておくと、過去の中山記念では2004年にサクラプレジデントが1:44.4という好時計をマークしているのだが、実はウインブライトとサクラプレジデントは母系が「Gray Sovereign+マルゼンスキー」で共通している。これは同じくステイゴールド産駒で中山記念を勝利したナカヤマナイトもこの形の母系を持っている。

ナカヤマナイトが勝利した年は走破時計こそ速くはなかったのだが、シルポートが11秒台を4回マークするタイトな流れを演出している。

今後の学びとして、マルターズアポジーやシルポートのような強力な逃げ馬が存在する場合、「Gray Sovereign+マルゼンスキー」の組み合わせに注目してみてもよさそうだ。

■2着 ラッキーライラック

ラッキーライラックはオルフェーヴル産駒で現状、一番成功している「オルフェーヴル+フォーティナイナー[Mr.Prospector]+ボルキロ[ナスキロ]」の形。エポカドーロや、少しズレた形ではロックディスタウンがこの形に該当している。

この形は現2歳だとジャスパーイーグル(クロスウォーターⅡの2017)が該当。母父Storm Catはロックディスタウンと共通。その下の世代だと、アルーリングボイスの2018アルーリングライフの2018も該当。この2頭は今後クラブで募集される可能性もあり、注目したい。

■3着 ステルヴィオ

本質的には末脚を武器としているタイプであり、東京や阪神のほうが向く。また今回、差しづらい展開になった中でしっかり差してきたことは高く評価するべきだろう。

ロードカナロア産駒は父方のSpecialと、母方のSpecialをNureyev・Fairy King・Sadler’s Wells経由でクロスさせると爆発力のある大物が出現する傾向がある。現3歳では無敗でホープフルSを制したサートゥルナーリアがこのクロスを持っている。

このクロスは実現しやすいクロスで、このクロスを持っていると確実に走るという訳ではないが、ひとつの仮説として【母自身が日本の芝で重賞級の活躍をしている】という点に注目してみてもよさそうだ。

アーモンドアイの母・フサイチパンドラ、サートゥルナーリアの母・シーザリオはともに芝のG1ウイナー。ステルヴィオの母・ラルケットもクイーンC3着の実績があった。

その観点で今年の2歳馬をみていくと、フーラブライドの2017(母は重賞2勝)やショウナンタレントの2017(母はフラワーC勝ち馬)、イリュミナンスの2017あたりは注目しておいても損はなさそうだ。

■編集後記

今回は完全に私事なのですが、3月から新しい会社に勤めることになりました。この7年ぐらいはフリーランスっぽい仕事をしていたのですが、来月からはひさしぶりに平日ちゃんと会社に勤める会社員に変身します。ちゃんと朝起きられるのかとても不安ではありますが(苦笑)。

ここに引っ越ししてくる前の初代サイトから当POGにご参加頂いている方もいるわけですが、当時、桜木は大学生だったわけです。あれから新卒時も含めると4回目の就業です。約11年で4回も仕事を変えているのは多いもしますが、個人的な感覚でいうと私たち30代より下は転職を当たり前にしていく時代になっていくのかなと思っていたりします。

新しい仕事については、現時点では何もお話しできないのですが、そのうち機会があればこの場を借りて、少しお話しなどできたらななどと思っています。おそらく新しい仕事に就いてもPOGは問題なく運営できるはずなので、皆さまにご迷惑をおかけすることはないかと思いますが、更新遅れなどはありうるので、そのあたり暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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2件のコメント

  1. 桜木さん、また会社勤めされるんですね。
    最初は出版関係のお仕事をされていたと記憶してます、これからもフリーランスでやっていかれるものと思っていたので驚きました。
    私も転職経験者です、最初は慣れるまで大変かも知れませんが頑張ってください。

  2. >sea-biscuitさん
    コメントありがとうございます。
    2社前が出版の仕事でした。よく覚えていらっしゃいますね(笑)。本当は気楽なフリーランスの仕事を続けていきたかったのはありますが、経済的な問題で断念しました。

    ただ新しい会社はフリーランス時の経験を活かせそうなのと、分野が自分の興味とマッチする会社なので楽しんでいこうと思います!

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