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2019桜花賞 上位馬の血統分析(グランアレグリア・シゲルピンクダイヤ・クロノジェネシス)

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■1着 グランアレグリア

数年前まではあまり目立った結果が出てこなかった「ディープインパクト+A.P.Indy系」の組み合わせ。奇しくも大阪杯のアルアインと2週連続のG1勝利となった。

上記の組み合わせは、いわゆる末脚キレキレというタイプではなく、長く脚を使えることが特長。なので、これまで結果が出なかったのは関係者がディープインパクトというレッテルに騙されて、脚を溜めすぎたり、馬の育て方を見誤っていたなどの仮説が考えられる。

その点、今回のグランアレグリアは4角で早め進出、先頭に立ってリードを守った。この配合の乗り方としては大正解だったと言える。アルアインも毎日杯をレコードで制したように、この配合はレコードが出る条件下で滅法強い。スピードが強調された配合で、距離はマイルがベスト、2000mが上限だと考えてよい。

おそらく今年のPOGでもこの配合は人気になるだろう。今年の2歳にはアルアインの全妹・ヒメノカリスグランアレグリアの全弟・ブルトガングサトノレガシー(スカイディーバの2017)などがいる。

■2着 シゲルピンクダイヤ

本馬はダイワメジャー産駒の常識を打ち破りつつある。今回の桜花賞も含めて4戦中3戦で上がり最速。今回にいたっては32.7という信じられない上がりをマークしている。

ダイワメジャーといえば、そのスピードを活かして先行し、そのまま押し切るスタイルが定石。本馬の配合を見ても「ダイワメジャー+Sadler’s Wells」の形で、G1・2勝のメジャーエンブレムと似た形になっているが、その中身はまったく異なるものとなっている。

その原因を考えた時、ひとつの仮説として考えられるのは「ノーザンテースト,The Minstrelの3/4クロスでノーザンテースト色が強化され、スタミナが強化された」というもの。ノーザンテースト色というと抽象的だろうが、トーセンジョーダンやキセキのようなタイプをイメージしてもらえるとわかりやすい。

ただこれらの馬はタフな流れを自ら逃げ・先行して持ち味を活かすタイプであり、シゲルピンクダイヤは後ろから鋭い脚を繰り出しているので、これとも少しイメージが異なる。加えて、シゲルピンクダイヤは近年ではスローのほうに分類されるチューリップ賞でも脚を伸ばしており、むしろグランアレグリアよりもディープっぽいとさえ言える。

よってこの馬をオークスで距離延長してきた場合、ダイワメジャー産駒だからといって評価を下げるのは危険だろう。NHKマイルCはもちろん、オークスでも今回同様のパフォーマンスを見せてくれる可能性は高い。特に今年はグランアレグリア、コントラチェックとスピード自慢の2頭がいるので、ペース的にも力は発揮しやすいはずだ。

■3着 クロノジェネシス

この馬もまたバゴ産駒の常識を変える馬になりつつある。バゴといえば、菊花賞を制したビッグウィークのイメージが強いかもしれないが、本質的には「小回り・内回りの中距離型」である。たとえば、オウケンサクラ(フラワーC)やコマノインパルス(京成杯)、ダートではアクティビューティ、トロワボヌールなどがいる。1800~2000mあたりのレースで買いたい種牡馬、というのが定石である。

しかし、この馬は直線の長いマイルで3戦連続好走、しかも鋭い脚を繰り出してのものだから価値が高い。これまでの種牡馬傾向でいえば、実はオークスに向けて2400mはやや長いと判断すべきところなのだが、この馬なら難なくこなしてくれそうな予感がする。筆者はオークスでも重い印を打つ予定だ。

血統的な話をすると、本馬の配合でポイントとなっていそうなのが、HaloとミスプロのWクロスだと推測される。これがトップギアに入った時のスピードを支えていると考えられる。とりわけHalo5x4+Francis S.のニアリーな血を重ねた部分はスピードを感じさせる。

これらのことから、バゴ産駒の配合の形として「母系にSS[Halo]とMr. Prospectorが入る形」は面白い。たとえば、母父にSS系を持つキングカメハメハ産駒の牝馬との交配や、Machiavellian持ちの牝馬はバゴと好相性を示してくれるかもしれない。

今年の2歳でいえば、4/23(火)開催の「JRAブリーズアップセール」の上場されるNo.19スウィートクレメンタインの2017Machiavellian持ちのバゴ産駒ということで、芝でもいいスピードを発揮してくれるかもしれない。
http://equine-hammerprice.com/detail/top/62/1642/

■編集後記

上記の見解から桜花賞は◎クロノジェネシスで勝負。馬券の買い方としてはダノンファンタジーとの2頭軸三連複に、ダノンファンタジーが気性の難しさから馬券圏内を外すことを想定して、クロノジェネシスからの枠連を購入。

終わってみれば、ある意味、想定通りにダノンファンタジーが馬券圏内を外すも、クロノジェネシスが3着止まりですべてハズレ。グランアレグリアも、シゲルピンクダイヤも相手に買っていただけに買い方が下手すぎました。

さて皐月賞。断然人気が予想されるのがサートゥルナーリア。しかし血統だけでいえば東京>中山でしょうし、暮れのホープフルSをみても内側でごちゃついた時にはその大きなストライドが仇になる可能性は否定できません。そして迎え撃つのが新種牡馬ジャスタウェイの仔・ヴェロックスですか。これは難しそうですね(笑)。

個人的に注目しているのがブレイキングドーンでして、今回の皐月賞では買う予定はないのですが、以前のコラムに書いたとおり、ダービーでヒモとして買ってみたい存在。ただ負けすぎるとさすがに買いづらいので、勝負は捨てて最後だけ脚を伸ばして5着みたいな形が理想ですね。そうするとダービーで買いやすくなります。

もちろんそのレース自体を楽しむことも大切ですが、その先にあるダービーを見据えて観るのも楽しいのが皐月賞と言えます。今年はどんなレースとなるでしょうか。

(文=桜木悟史) @satoshi_style

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