【小倉2歳ステークス見解】愛馬プロトポロスが出走します

愛馬のおはなし

今週日曜の重賞に愛馬プロトポロスが出走します。

明日には小倉に向けて出発して現地で応援する予定ですが、今回はチャンスが大きいだろうと考えています。

前走の新馬戦では33.8の最速上がりをマークして1着。パドックでは精神的に不安定だったのもなんのその、出資者も驚く完勝でした。

小倉2歳Sの傾向

まず、このレースの特徴としては先行差し馬が優勢】ということが挙げられます。

逆に、逃げ馬の連対・馬券圏内は2013年のベルカントまでさかのぼります。前半のスタート~3角が下り坂になっているため、前傾ラップにはなるもの、実態としては最後まで脚を溜められるタイプのほうが結果を出しています。

過去10年の上がり最速馬の戦績は 4-1-1-5 と展開が向けばしっかり差し切るという結果になっており、ここ3年は上がり最速の馬が連続連対を果たしています。

もう少しペース別に分類すると、

前半3Fが33.5より速い→前有利
前半3Fが33.6より遅い→後ろ有利

という傾向が見受けられます。

おそらく33秒台前半が出る高速馬場になると先行馬が押し切りやすく、それよりも遅いペースになれば中団に控えている馬にチャンスが生まれやすいと言えます。

小倉競馬場の馬場状態

先週の小倉競馬の芝レースの最速上がりの成績を見ると

土曜日 2-1-3-4
日曜日 5-2-1-0

となっており、土曜日こそ上がり最速は不振だったものの、馬場が使われた日曜には上がりの速い馬が台頭。

今週は木曜から金曜の朝にかけて降水しており、金曜の夜にも雨が降る予報が出ています。

このことから土曜の競馬でさらにラチ沿いが使い込まれ、逃げ・先行馬がそのままなだれこむような馬場にはならないと見込まれます。

プロトポロスの重馬場適性は?

プロトポロスの募集時には、本馬の配合について以下のように評しました。

短距離向きの方向性は確立しつつ、それでいてタフな流れにも対応できそうな底力を感じる血もいくつか持っているので単純なスピード一辺倒とならなさそう

キャヴァルドレの2020(プロトポロス)評価・分析

具体的にはPacific PrincessSadler’s Wellsなどのタフな血が含まれています。このあたりが坂のある中京でもしっかり差し脚を使えた要因(距離延長にもプラスに働く)。

ただし、父のWar Frontは軽い馬場が向くので、バリバリの重馬場の鬼というわけではないはずで、今回のようにパワーを要する良・稍重はベストの条件。かなり良い条件が揃ったとみます。

相手関係は?

横の比較は難しいものの、ここまでに述べた傾向やペース、上がりなどを勘案すると、おそらく最大のライバルはミカッテヨンデイイでしょう。

同馬は前走のフェニックス賞を3番手から差し切り、33.7の上がりをマーク。血統的にも先行して粘り強いノーザンテースト・Vice Regentのニアリークロス持ち。34.0前後のペースで先行すれば最後まで粘りそうなタイプ。

加えて、ここ3年の連対馬6頭のうち5頭がHaloクロス持ちという点から、同じくSSクロスを持つミカッテヨンデイイは近年のトレンドに合った有力馬だとジャッジします。

4角を回ったところで3馬身差以内でミカッテヨンデイイを射程圏に捉えていればプロトポロスの勝ち、そこまで詰めていなければ前残りを許す可能性がありそうです。

この観点でいえば、ミカッテヨンデイイが5枠7番、プロトポロスが6枠9番ですから、内のクリダーム(武豊)などを前に行かしつつ、それらの馬をミカッテヨンデイイ(今村聖奈)がマーク。それらを自然と視界に入れられる枠に入りましたから、並びも含めてほぼ理想形とみます。

福永騎手ですから、特定の馬をマークするような乗り方はしないでしょうが、スタートさえ無事に出れば普通に折り合いをつけるだけでいい位置になるはずで、ここは重賞勝利を期待したいと思います。

コメント

  1. まゆこ より:

    いつもブログの分析を参考にさせていただいてます。おかげでこの馬の出資に巡り会えました(読んでなければ、絶対に出資してませんでした)。ありがとうございます。

  2. 桜木悟史 より:

    >まゆこさん
    コメントありがとうございます!
    私の記事でプロトポロスのご縁ができたということで嬉しく思います。今回は残念でしたが、次も頑張ってくれると思うので、一緒に応援していきましょう!

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