小倉競馬場で行われたG3・小倉2歳ステークスに愛馬プロトポロスが出走したので、現地まで応援に行ってきました。そこで感じたことなどを綴っていこうと思います。
当日はほどほどに小倉競馬を楽しみつつ、第9レースごろからパドックで待機。プロトポロスの登場を楽しみにしていました。
そして第11レースのパドックが始まり、ここでひとつめの誤算。パドック最後方周回。馬番9の止まれ位置を想定してパドック待機していたのに「これはアカン…」となりましたね(汗)。
最初はカメラを回しつつ、肉眼でプロトポロスの状態をチェックしていました。1周目でミストに反応するプロトポロス。これは予想通りでした(笑)。
そして1周目が終わる頃、2つめの誤算、というか異変が起こります。
次の周回に備えて一眼カメラの準備をしていたところ、パドックから断末魔の叫びのような声が!!
「なんだ!?」と思い、パドックに目を向けるも、見える範囲で暴れている馬はいません。
しかし、唯一プロトポロスくんだけはヤシの木の陰に隠れています。この時、いろいろ察しました。
そして、再び周回が動き出すも、プロトポロスは立ち止まり、地下馬道につながる方向を向きながらめちゃめちゃ嘶いてました。これはばっちり見えました(笑)。

新馬戦などでも若馬が嘶くことはありますが、プロトポロスのそれはまるで母馬と引き離されたかのような悲痛な叫びであり、競馬場に来ていた人たちも驚き、そして2回目には失笑が起こってました。いいキャラクターです。

個人的にはプロトポロスのこういった幼い姿を見れたのは嬉しくもありました。
こういう幼さがあることは新馬戦のレポートでも知っていましたし、1月に北海道で見学していた時にも感じていた部分ではあるので、2戦目の今回は「もう子供っぽい彼の姿は見れないのかな…」と思っていました。
馬券では1番人気に支持されており、その点で裏切ったことは申し訳ないのですが、一口馬主の醍醐味は出資している馬たちの成長曲線を見れること。そのスタートラインをこの目で見ることができたことは大切な、大切な思い出になります。

そのあとは西村先生も加わって2人匹きに変更。幼い中でも、慣れるとミストにも動じなくなりましたし、周りの環境に影響されて暴れるようなところはありませんでした。
おそらくプロトポロスは「初めて見るものには過剰な反応を示すが、学習するのは早いタイプ」だと思います。おバカな面はありつつも、物覚えは早いのだと思います。
そして福永祐一騎手がまたがり周回。ここでも福永騎手が(おそらく)「前の馬と離れないほうがいい」と指示してショートカットするなど、陣営全員でこの馬のことを考えて行動していた姿が印象的でした。

そして、馬場入り。ここで笑ったのは、他の馬についていけるように福永騎手がタイミングが図っていて、いざ助手さんが手綱を放すと、
動かないプロトポロス
「ついていかないんかーい!」と心の中でツッコミました。

おそらく、ここにも前述の性格が影響していて、初めて足を踏み入れた小倉の芝コースに対して慎重になっていたのだと思います。
この性格が今後、直っていくのか? 今後、プロトポロスが初めて来る競馬場でどんな反応を見せるのか注目です。
レースは2回目ということでゲートの中でバタつくこともなく、すんなり前へ。
個人的にこういうところに学習の早さを感じます。短距離~マイルの馬でしょうから、ゲートが安定していきそうなことに安心しました。
ただ、いい位置はとったものの、外に出そうと思ったタイミングで、ウメムスビ・バレリーナに外への進路をカットされ、馬場の悪いところを走らされ、最後は伸び切る余力はありませんでした。

マスコミ向けには省略されたコメントしか出ていませんが、福永騎手のコメント通りに強引な乗り方をしない限りは外に出すタイミングはなかったと思うので納得のコメントでした。
初戦のパフォーマンスが高く、それゆえにもっと弾けると思っていたことに対して、馬の力が足りていなかったことも事実。
ただ個人的には、これまで出資してきた馬の中で最も精神的に幼い馬であり、それでいて重賞4着ですから恥じる内容ではないでしょう。彼の成長に期待します。
■追伸
レース後、小倉競馬場にあるシャワーに対してプロトポロスくんは「シャワー怖い!ヤダー!」と後ずさりして抵抗していました。やっぱり初めて見るものは怖いみたいです(笑)

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