ナスケンアイリスの2020(プロテア)評価・分析【キャロットクラブ募集番号1】

キャロットクラブ募集馬診断

血統・配合

父:ロードカナロア
母:ナスケンアイリス (13 歳)
母父:フレンチデピュティ

5 代目までのクロス:Mr. Prospector4x5, Northern Dancer5x5

牡馬

募集価格・厩舎

募集金額:4,800 万円(一口12万円)
預託予定:美浦・手塚貴久厩舎

評価

これは配合を決めた生産者・担当者の方の腕を評価したい 1 頭です。

ナスケンアイリスの仔の出世頭はモジアナフレイバー。本馬は明らかにモジアナフレイバーを意識した配合となっており、生産者がかなり考えて配合したんだろうなと感じて、勝手に画面の向こう側で感動を覚えております。

そういう訳でしばらく雑談します。「そういう話はいいから」という方は下までスキップしてお読みください。

筆者の妄想ですが、おそらくナスケンアイリスに種付けしていく中で半兄ナスケンリュウジンや半兄ネクストムーヴの活躍で「父はミスプロ系がよさそうだ」という手応えを感じたのでしょう。そこで 2019 年にドゥラメンテを種付けします。

そしてここからが凄い。2019 年の年末にモジアナフレイバーが1回目の勝島王冠を勝ちます。その後の東京大賞典は通用しなかったので、中央のファンにはまだモジアナフレイバーの名前はあまり知られていなかったと思います。ただ生産者の方はここで確信に近い何かを得ていたように感じます。「これが理想形だぞ」と。

そこで普通なら「もう 1 回バトルプラン(モジアナフレイバーの父)をつけてやろう」と思うはずですが、そこでロードカナロアに目が行くのがすごい。自分よりも血統に詳しい人であれば知っていることなのかもしれませんが、ロードカナロアとバトルプランがここまで共通項が多い種牡馬だと今回初めて知りました。

興味のある方はぜひ2頭の血統表を見比べて欲しいのですが、ミスプロ+Storm Bird+In Reality+Secretariat、さらにバトルプランの El Gran Senor の部分をトライマイベストで代用しているあたりは大げさかもしれませんが感動もの。

そして、これはロードカナロアとバトルプランが似ているというだけの話ではありません。ナスケンアイリスとの配合を見ても、母方の Eight Thirtyと呼応する In Reality や、ナスケンアイリスの母系でこそこそと生き続けるTom Foolのクロスを継続するためにSex Appeal(El Gran Senor とトライマイベストの母)が必要であると分かっている点。

単に似ているからではなく、そういう血が母系と呼応するとわかっていて配合していると思います。
その証拠、というのは言い過ぎかもしれませんが、2020 年・2021 年と連続してロードカナ
ロアを種付けしています。これは確信犯でしょう(笑)

注:結果として 2020 年(21 年産)はロードカナロアを受胎せずレイデオロに変更となっています。悪しからず。

ここからが評価になりますが、「ロードカナロア+母父フレンチデピュティ」はレッドルゼル[根岸 S]を筆頭にダートや短距離向きになりやすくなります。これは前述の In Reality+Eight Thirty の効果。

ただし本馬はレッドルゼルと違って In Reality が 1 本少ない分、モジアナフレイバー同様、1800m は許容範囲。Tom Fool の E 配合で小回り性能見込め、ダ1700m あたりもすんなり対応してくれるだろうとみています

筆者はこれから申込するかどうか値段と相談する感じですが、これは出資できなくても血統ファン的には全面的に応援したい 1 頭。桜井牧場さん、お見事です。

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