今年も票読みに苦労しました。特に去年、抽選で当たっているだけに、実績勝負しか選択肢がないので去年よりもシビアな馬選びになりました。
ツアーに行くまでの狙いは以下のような感じでした。
第1希望
【サンデー】タッチングスピーチの24
【社台】アマルフィコーストⅡの24
第2希望
【社台】ジュールサイクルの24
そこまでの選び方の経緯はnoteのほうに書きましたが、2週目のツアーが終わってから第1希望の2頭はありがたくないことに順調に第1希望の票を伸ばしていきました。
最終中間発表の25日では、タッチングスピーチが22票(→結果:41~49票)、アマルフィコーストⅡは30票(→結果:66票)。いずれも第1希望で40口は埋まりそうな情勢。
ジュールサイクルも15票で、第2希望だとほぼノーチャンス。
そこでツアーで人だかりができていた第2希望は変えて、保険をかけることにしました。そこでチョイスしたのは、【社台】ダヌスカズマイガールの24(父レイデオロ)。

自分の出資方針としてダート牝馬に敬遠しがちなのですが、ツアーでみた本馬の印象がとてもよかったこと。そして母年齢10歳時の仔ということで脂がのっていそうな点を加味し、票の動向もあわせて、ここは狙いを変えることにしました。
血統的にも、レイデオロには北米系のスピードを足す配合は確率が悪くなく、「レイデオロ+Fappiano」の組み合わせは、ダート3勝C勝ちのムルソーがいます。そこにダートが得意な新谷厩舎ですから、条件は揃っています。
そして第1希望は最終的に【社台】アマルフィコーストⅡの24にしました。
例年ほど「絶対にこの馬がいい」という強い意気込みはないものの、ピンパーで夢を見れそうな〇外を狙うことにしました。
個人的には、中途半端に1勝Cで終わる馬よりも未勝利で終わるほうが損益的には好ましいと考えています。

ツアーで見ても背たれ気味でバランスが悪かったですが、〇外に日本馬らしいバランスを求めるのは野暮。長所となる部分を見ていこうと考えました。
目を惹いたのは、ツアーでは周回展示に入るタイミングで本馬が立ち上がったシーン。前脚を大きくあげた中で、後脚にはとても安定感があったことが強く印象に残りました。
それでいて気性的にはうるさいこともなく、一度立ち上がったのちに問題なく周回できた学習能力の高さもポイント。
そしてここからは個人的な思いの部分が大きいのですが、現在、3勝クラスにいる出資馬プロトポロスと同じWar Front産駒であるという点が本馬に賭けたくなった最大の要因です。
プロトポロスは3歳1月時点で2勝をあげ、期待していた1頭でした。しかし骨盤骨折を発症してしまい、順調なキャリアを歩めませんでした。自分の中では「もしプロトポロスが無事だったら…」という答え合わせをしたくなりました。
本馬はプロトポロスとも似た点が多くあります。
ツアーで観察していると、引き手の革をチューイングガムのように噛むのはプロトポロスと幼い時と同じ。プロトポロスを見学していた際に、NF早来で案内してくれた中尾さんが「アメリカの馬は調教の時に砂糖をあげたりするから、こうやっておねだりする馬がいるんだよね」と話してくれたことを思い出しました。
そういったことからこの仔もまたしっかりWar Frontの遺伝を強く受け継いでいるとジャッジし、第1希望にすることとしました。

それにしても、締切前日に社台で2番人気だったガロシェの24(父シスキン)が募集停止になったのは参りました……。
アマルフィコーストⅡは同じく関西牡馬の100万円以下のカテゴリですし、同じく筋肉量の多いタイプだったので、前日の時点で「ガロシェに投票していた人はこっちに流れてくるだろうな…」と感じていました。
今年はガロシェのこともあり、票読み界隈は大混乱。もはや精神的に安定したいだけの気持ちで社台さんに電話してみると「(アマルフィコーストⅡの24は)高実績持ちがこれから票を入れてくる可能性があると思います」とのお言葉。
声のトーン的には、私の実績では厳しそうな回答でした。なので、ダヌスカズマイガールを第2希望にすることについて相談すると、こちらは「大丈夫だと思います」との回答。この言葉を信じて、今年の社台サンデーの戦いは終わりとしました。
ただ、その後、X上でダヌスカズマイガールに票入れしている方を4名ほど観測。Xだけで4名も観測するということは、おそらく第2希望での大抽選会となることが濃厚。自分の読みとしては50%前後の勝負になるという読みで、結果的にあまりうまく立ち回れなかった年となりました。
やはりアマルフィコーストⅡの24のように池江厩舎という現状は微妙でも(とりわけクラブ馬の活躍が微妙)、G1勝ちの経験があるネームバリューのある厩舎は思っている以上に人気になりやすいという点。
そしてダヌズカズマイガールのように、適度に馬格があって、ツアーで印象が良かった馬は、たとえ最終中間発表で第1希望が1桁でも票が集まります。むしろ第2で確保しやすい恰好のターゲットにされがちとも言えそうです。
結果発表

正直、実績では分が悪い見込みだったので驚きました(毎年驚いてる気がします)。
今回は票の状況的に第一・第二という順位付けをしたものの、どちらも同じぐらい欲しい馬だったので空振りを避けられれば大満足だっただけに、しっかり確保できたのはよかったです。
これで入会以降、4年連続で第一希望が通っているので、40口ではうまく立ち回れているといってもいいでしょう(いつも自信なくて死にそうになってますが。苦笑)。
個人的には、来年獲りたいと思っている牝馬がいること、そして、昨年が牝馬だったので今年は牡馬にしておいたほうが布陣のバランスがいいので、牡馬のアマルフィコーストⅡを獲れたのはよかったと思います。
申し込み後、同じくツアーに参加していた馬体が見れる友人にも話を聞いたところ、「社台では1、2を争う素質馬ではないか」というお世辞も頂いたので、まずは無事にデビューできることを願って末永く応援できればと思います。
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