キラーグレイシスの24(父サートゥルナーリア)評価【キャロットクラブ募集番号10】

キャロットクラブ募集馬診断

こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。

■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
重賞に出走できるポテンシャルがあるか?

■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ

※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております

血統・母年齢・性別

キラーグレイシスの2024

父:サートゥルナーリア
母:キラーグレイシス (15歳)
母父:Congaree

めす

5代目までのクロス:Northern Dancer 5x5x5

募集価格・厩舎

募集総額:6,000万円(一口15万円)

預託予定:[東] 宮田敬介

評価・適性予測

キラーグレイシスの仔は半姉キラーチューンの募集時に以下のようなことを書きました。

キラーグレイシスという繁殖の武器を考えると、やはりBlushing GroomでHaloのスピードを強調してあげることであって、基本的にはSS系の種牡馬と配合させたい馬だと言えます。

キラーグレイシスの22(キラーチューン)評価【キャロットクラブ募集番号60】 | POG一口馬主情報局

現状、キラーチューンが勝ち上がっていないこと、そして他のSS系種牡馬をつけた仔が多く勝ち上がっていることを考えると、この見解を堅持したいと思います。

そこで今回迎えたのはSSを内包するサートゥルナーリア。SSを内包するとはいえ、ベストではなさそうというのが第一印象

加えて、気になるのは血統表の中にIn Realityのクロスが形成されているという点です。おそらくキラーグレイシスの仔でこのパターンは初めてのはず。

元々キラーグレイシスの仔は2000m以上になるとパフォーマンスが落ちる傾向があって、それは母自身が内包するIn Realityのクロスの影響があると推測されます。今回の配合はそれを継続する形ですので、距離の壁は意識しておきたいところ。

牝馬なので、距離をそこまで問題視しない手もありますが、マイルでも長い可能性がある点、またIn Realityのクロスは身体が硬めに出てダートに振れる可能性もあるので、筆者的には見送り妥当です。

(文=桜木悟史

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