こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:エピファネイア
母:プルメリアスター (12歳)
母父:ゼンノロブロイ
牡馬

募集価格・厩舎
募集総額:8,000万円(一口20万円)
預託予定:[西]高野友和
評価・適性予測
本馬は4年前に診断したココクレーターの全弟になります。当時の解説を振り返ってみることにします。
母父ゼンノロブロイの代表格・ハイランドピークも全6勝のうち3勝がスタートから先頭譲らずの逃げ切り勝ち。つまり、前が壁になったり、最後に外から交わされると競馬をやめるような気性の難しさがついて回るのが「母父ゼンノロブロイ」の難しさ。こういう傾向があると知っておくことは大切かと思います。
プルメリアスターの2020(ココクレーター)評価・分析【キャロットクラブ募集番号10】 | POG一口馬主情報局
記事ではココクレーターを見送りとしたものの回収率は100%超え。ランクの評価としては微妙だったかもしれませんが、ココクレーターが現状、レースをやめるなど難しい面を見せている点では的を射ていました。
本馬の評価にあたってポイントになりそうなのは「性別替わりで上振れるのか? 下振れるのか?」という点です。
エピファネイア産駒に関しては一概にどちらの性別のほうがいいという偏りはないのですが(筆者は牝馬のほうが評価しています)、「母父ゼンノロブロイ」に絞ると前述の気性的な問題があって、牡馬の活躍馬が目立ちます。その点において上振れの可能性はありそうです。
ただ筆者は「母父ゼンノロブロイには、ミスプロを内包する種牡馬が合う」という持論を持っており、エピファネイアはそれに該当しないので、本馬には手を出しません。
(文=桜木悟史)




コメント