こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:American Pharoah
母:ジョイネヴァーランド (7歳)
母父:Fortify
牡馬

募集価格・厩舎
募集総額:8,000万円(一口20万円)
預託予定:[西]松永幹夫
評価・適性予測
本馬は2025年のセレクトセール1歳セレクションで5,000万円(税抜)で落札されました。
ところが募集価格は3,000万円上乗せの8,000万円。母馬の輸送費でも負担させられたのでしょうか?(笑)
冗談はさておき、「American Pharoah+Storm Cat」の組み合わせは、ダノンファラオやリフレイムと共通。Storm Catのクロスのおかげか、好スタートを切って、逃げ・先行と打って好走する馬が多め。裏返しでいくと、後ろから差すような競馬は苦手なようです。
本馬に関してはフォーティナイナーという速いミスプロが入っているので、ダートの快速系をイメージしておくとよいかなと思います。
ただ血統表を見渡した時にスタミナ面は不安あり。前述のダノンファラオであればSilver Deputyが入っていますが、そこに代わる血がないのが気がかり。American Pharoahの代表産駒であるカフェファラオはサザンヘイローというパワー・スタミナ色の強い血を持っているので、そのあたりの物足りなさがあります。
そういう観点でいくとダートのマイルから2000mの重賞が充実した路線というよりは、「マイル以下の路線でどんな結果を出すのかな?」というイメージの1頭です。
重賞出走という意味合いならチャンスはあっても不思議ではないですが、逃げに近い形でないと、自分の力を出し切れなくなってしまうような血統デザインなので、「どこでクラスの壁にぶち当たるのか?」というところがポイントのような気がします。
冒頭の値段の上乗せには納得いかない部分はありますが、適性や能力の方向性がしっかりしている馬で、出資検討の合格点は与えてもいい気がします。
これは邪推かもしれませんが、セレクトセールで4,000万円スタートだったのでキャロットクラブが1ビットで落として7,000万円ぐらいで募集するつもりだったのが、意外に競ってしまって想像以上に募集金額が上昇してしまったのかもしれません(そうだとしても3,000万円の上乗せは謎ですが。←まだ言ってる。笑)
(文=桜木悟史)




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