こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:Baaeed
母:ミスエクストラ (7歳)
母父:Masterstroke
めす

募集価格・厩舎
募集総額:4,000万円(一口10万円)
預託予定佳明:[西]杉山佳明
評価・適性予測
今年、Urban Seaのクロスを見かけるのはサンデーで募集されていたトランクイルスターの24に続いて2回目になります。このあたりはノーザンが意図的にやってる感じがしますが、そのあたりがどういう狙いなのか? このあたりは妄想するしかないかなと思います。
ただUrban Seaのクロスを持った種牡馬や繁殖牝馬をつくっても、あまり活かせない感じもするので、どちらかというと競走馬として期待しての導入のような気もしていますが、はたしてどうでしょうか?
個人的には、Urban Seaのクロスは欧州でこそのクロスだと考えます。とりわけGalileoやSea the Starsでクロスすることが多く、父方のノーザンダンサーも同時にクロスされ、Sadler’s Wellsも呼応する形になります。
ですから、この手のクロスが鈍重に出て日本の馬場ではスピードが足りない事態になりがちです。
その点、本馬はUrban Seaのクロスの周辺にSadler’s Wellsがないのでその不安はあまりなさそうなのでマイナス材料になりにくい気がします。
あとはバーイードに何を求めるか? バーイードといえば、スピード豊かなマイラーであり、日本においては母系のシングスピール・Glorious Songが存在感を出してくれると活躍がイメージしやすいと言えます。
ただ本馬の配合では、母方にそれに呼応するHaloがないので日本の馬場への適応が難しそうなイメージのほうが先行します。
ちょうどこの夏にnoteに出した「社台グループにおける馬の選び方」にも書きましたが、この手の持ち込み血統の初仔牝馬に手を出すのはあまり得策ではないと考えるため見送りとします。
(文=桜木悟史)




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