こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:ニューイヤーズデイ
母:ミクロコスモス (18歳)
母父:ネオユニヴァース
牡馬

募集価格・厩舎
募集総額:3,200万円(一口32万円)
預託予定:[門別]田中淳司 or [大井]藤田輝信
評価・適性予測
地方募集馬で3,200万円。いよいよ物価高もくるところまできました(笑)。
毎年お伝えしていますが、筆者はキャロットクラブの地方馬はすべてスルーする方針なので基本的には配合解説記事として書いていきます。
母ミクロコスモスの全弟にダート重賞で活躍したウェスタールンドがいることで、ダート路線を意識してニューイヤーズデイをつけてきた血統デザイン。
「ニューイヤーズデイ+母父ネオユニヴァース」は、今年の関東オークスで3着にはいったプラウドフレールと共通。キャロットクラブではネーヴェフレスカがダ1400mで勝ち上がっています。
こちらはまだサンプル数が多くないので平均獲得賞金などを評価する段階ではないですが、中央にも地方にも複数勝利馬がそれなりにいるので、血統デザインとしては悪くありません。
ただ、ニューイヤーズデイ産駒としては「ちょっとスピードが足りていないかな?」というのが筆者の直感。ニューイヤーズデイ自身にそこまで豊富なスピードがないため、母系にもスピードがあってほしいところ。
ミクロコスモス自身もマイルで活躍した馬なのでスピードがないという訳ではないのですが、前述の通り、ダートのマイル路線ぐらいが向く血統デザイン。
最初に募集が発表された時には「中央で走るには物足りないかな」「Storm Catとか欲しいな」と思っていたので、その点においては地方募集というのはよかったと思います。
ニューイヤーズデイ自体も本記事執筆時点で地方競馬の種牡馬リーディング16位と、そこそこに戦えています。
この馬に関しては満口になるのか気になりますし、最終的にどんな収支になるのか興味があります。
これで全然走らなかったら、おそらくキャロットクラブ史上、一口あたりの収支が最も悪い馬になる可能性がありますからね。そういう意味ではネタとしては面白いですね。ぜひYouTubeのネタが欲しい方は一口いかがでしょうか?(笑)
(文=桜木悟史)




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