こちらのページでは、シルクホースクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
※今回は馬友さんからご相談を受けて、数頭に絞って配合診断を行なう特別企画となります。筆者がシルクの会員でないため、馬体写真や測尺を見ずに血統表だけで診断しております。その点、ご了承ください。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
血統・母年齢・性別
レジューノワール(アーモンドアイの2024)
父:キタサンブラック
母:アーモンドアイ (9歳)
母父:ロードカナロア
めす

募集価格・厩舎
募集総額:1億円(一口20万円)
預託予定:[東]木村哲也
評価・適性予測
募集金額が1億円ということで、これは回収率の観点で手を出す馬ではないことが大前提。牝馬であることから、種牡馬ボーナスもないので、この馬に関しては「アーモンドアイの仔に出資した」というネームバリューを楽しむための馬です。
その前提を踏まえつつ、本馬の配合を見ていくと「キタサンブラック+キングカメハメハ系」は桜花賞2着のコナコーストが最高。相性が悪いわけではないものの、特筆すべき点もない組み合わせになっています。
加えて、個人的に気になったのは母方のStorm Catの存在。
キタサンブラックが持久力に長けた種牡馬であるのに対し、Storm Catは瞬発力をもたらす因子です。一見すると、持久力と瞬発力が両方備わって良さそうに聞こえる場合もありますが、両方の特長が失われてしまうケースもあるので注意が必要です。
実際「キタサンブラック+母父ロードカナロア」の組み合わせを確認すると、2勝をあげているフィリーウスなどもいますが、上がりで33秒台の脚を使えていません。芝向きだと仮定すると、瞬発力が足りない馬になりそうです。
そういう観点でいくと、キタサンブラック牝馬の古馬重賞での活躍がラヴェル(チャレンジC)・アドマイヤマツリ(福島牝馬S)・ココナッツブラウン(クイーンS2着)と、コーナー4つの競馬で結果を出している点と、前述の特性はリンクしそうです。
1億円を出して、G3を勝って満足するか。そのあたりは個人の価値観によるかなと思いますが、筆者的には微妙かなと感じます。
ポジティブな点をあげるなら「Deputy Minister+Storm Cat」は相性がよい点。父母の位置は逆ですが、この相性に注目してキャロットクラブで推奨したのがスパーキングレディーCを勝ったフェブランシェ。
そういう意味で「ダートなら面白い可能性があるかも?」というのが筆者の読み。ただ、木村哲也厩舎がこういった良血馬をダートに使うイメージはあまりないので、この読みは検証される機会がなさそうだなと感じます。
(文=桜木悟史)
[訂正とお詫び]
上記の解説の削除箇所において、キタサンブラックにDeputy Minisiterが入っていると勘違いし文章をアップしていました(ニアリーなノーザンテーストと勘違いしました)。「ノーザンテースト+Storm Cat」だと、特段、ダート向きになるということはありませんので、当該箇所を削除するとともに、一部加筆しております。お詫び申し上げます。




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