こちらのページでは、シルクホースクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
※今回は馬友さんからご相談を受けて、数頭に絞って配合診断を行なう特別企画となります。筆者がシルクの会員でないため、馬体写真や測尺を見ずに血統表だけで診断しております。その点、ご了承ください。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
血統・母年齢・性別
ティスールドール(ローブティサージュの2024)
父:オルフェーヴル
母:ローブティサージュ (14歳)
母父:ウォーエンブレム
牡馬

募集価格・厩舎
募集総額:6,000万円(一口12万円)
預託予定:[西]斉藤崇史
評価・適性予測
この馬に関しては、血統表を見た瞬間に軽くめまいを起こしそうになります(苦笑)。
「オルフェーヴル+母父ウォーエンブレム」は、2年前にキャロットクラブで最優先を使って出資したグランカッサ(未勝利)と同配合です。では、2年前にどのようなことを述べていたのか、古傷に千枚通しを突き刺しながら(?)振り返ってみましょう。
「オルフェーヴル+母父ウォーエンブレム」は本記事執筆時点で3頭デビューで2頭が勝ち上がり。その2頭がリアンティサージュ[獲得賞金5,792万円]・マルーンエンブレム[獲得賞金2,440万円]とアベレージが優秀です。
オルフェーヴルはフォーティナイナーのようなスピード系ミスプロと相性がよいのでウォーエンブレムも同様の相性を見せているのだと推察されます。
ティンバレスの22(グランカッサ)評価【キャロットクラブ募集番号32】 | POG一口馬主情報局
上記のデータについては、獲得賞金の上限という面では更新がなく、グランカッサが脚を引っ張っていることもあり、平均獲得賞金の面でもオルフェーヴル産駒の平均を下回ってしまいました。
そういう背景もあり、推しづらい1頭ではあります。2年前の見立てが誤っていたと考えるなら、本馬についても見送りが妥当だと考えます。
ただ2025年の今、改めて血統表を眺めてみても、血統デザイン的に悪い組み合わせだと思えないというのが本音です。
グランカッサの育成状況をずっと見てきた出資者の立場からすると「オルフェーヴル産駒の牝馬はメンタルが難しい」という感想を抱いており、「もしかしたら牡馬だとメンタルがマシになるのでは…?」という仮説を持っています。
グランカッサと比較しても、ボトムラインにGlorious Songなども強い血が入っており、「オルフェーヴル+Glorious Song」はクリノプレミアムという重賞勝ち馬も出しており、グランカッサよりも活躍できる血統的な背景はあると言えます。
自分は出資できる立場ではありませんが、この仮説の終着点を見届けるという意味では注目したい1頭です。
(文=桜木悟史)



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