バウンスシャッセの2020(レヴォルタード)評価・分析【キャロットクラブ募集番号9】

キャロットクラブ募集馬診断

血統・母年齢・性別

父:エピファネイア
母:バウンスシャッセ(9歳)
母父:ゼンノロブロイ

5代目までのクロス:サンデーサイレンス 4×3, Sadler’s Wells・Fairy King4x4, Hail to
Reason5x5

牡馬

募集価格・厩舎

募集金額:8,000万円(一口20万円)
預託予定:美浦・手塚貴久厩舎

評価・適性診断

募集が始まってから一貫して高い評価をつけていないバウンスシャッセの仔ですが、今年も高い評価をつけません。

「母父ゼンノロブロイ」は…(以下略)。もうこのサイトを読むような常連さんはこの話を聞き飽きているかと思うので割愛しますが、今回はその話をデータ面だけでなく、実際に半姉グランワルツを見てみると、その気性面の難しさがわかるかと思います。

たとえば 21年6月26日の未勝利戦をみると、最後の直線まではいい感じなのに1着馬に交わされた瞬間にかなり減速していることがわかるかと思います。その前の 4月24日の新潟での未勝利戦も最後はいい感じに伸びてきて突き抜けそうなところから一気に 6着まで落ちる。

つまり、前が壁になったり、最後に外から交わされると競馬をやめるような気性の難しさがついて回るのが「母父ゼンノロブロイ」の難しさ。母父ゼンノロブロイの代表格・ハイランドピークも全6勝のうち3勝がスタートから先頭譲らずの逃げ切り勝ち。それ以外の勝ち星もプレッシャーが少ない競馬で、逆に好スタートを切れないとまったくいいところなし。こういう傾向があると知っておくことは大切かと思います。

バウンスシャッセに関しては、牝系のリッチダンサーもそういう極端な傾向があるので、ゼンノロブロイに全責任を負わせるのは可哀想なのですが、いずれにしても気性的に難しい血が大集結。そこに足を溜めて大爆殺させるのが売りなシーザリオが加わるのですから、育て上げるのに相当苦労するだろうなというのが筆者の評価。

筆者自身のリッチダンサー一族との相性の悪さもありますが、手を出さない方が賢明だろうなという評価です。

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