リーチングの2019(ブロードリーチ)評価【キャロットクラブ募集番号45】

キャロットクラブ募集馬診断

血統・母年齢・性別

馬名:ブロードリーチ

父:Arrogate
母:リーチング (10歳)
母父:Dansili

5代目までのクロス:Northern Dancer 5×4, Danzig 5×4, Mr. Prospector 5×5

メス

募集価格・厩舎

募集金額:2,400万円 (一口6万円)
預託予定:美浦・宗像義忠厩舎

評価・適性診断

先に結論から書きますと、本馬は評価不能です。

Arrogate 自身が Unbridled’s Songフォーティナイナーを重ねておきながら、ダートの中距離であれだけパワフルな走りをできる規格外ともいうべき馬だと感じます。

本馬の血統表だけの印象でいえば、むしろ母系の芝適性が強く出て芝馬になる可能性さえありそうです。仮にダート向きだとしても、それなりにスピードの下地があるので1400mあたりの距離にも対応できそう。それだけ本馬は適性さえ予測が難しいと言えます。

ここで少し別の角度から話をしましょう。そもそも論として「なぜノーザンファームが未勝利馬であるリーチングを輸入してきたのか?」という点について考えてみます。

これは筆者の仮説ですが、母の半兄である Thewayyouare が2007年に仏 G1・クリテリウム国際[芝 1400m]を勝ったことがひとつのきっかけだったと推測されます。

ここでポイントになるのは、Thewayyouare の父が Kingmambo であること。つまり、キンカメ系と本馬の牝系の相性を評価されて輸入だった可能性があります。

その仮説を裏付けるかのようにリーチングは本馬出産後、ドゥラメンテを配合されて半妹を今春出産しています。

上記のようなストーリーが本当だったからといって、本馬の評価に影響を与えるものではありませんが、Arrogate 産駒である本馬はノーザンファームの本来の狙いの副産物であるという可能性は頭の片隅に置いといてもよいのではないでしょうか。

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