血統・母年齢・性別
父:ミッキーアイル
母:アブソルートリー (12歳)
母父:Redoute’s Choice
5代目までのクロス:デインヒル 4×3, His Majesty5x5, Northern Dancer 5×5, Lyphard 5×5
メス
募集価格・厩舎
募集価格:1,800万円 (一口4.5万円)
預託予定:栗東・音無秀孝厩舎
評価・適性診断
ミッキーアイルは募集以前から好評価をしていた種牡馬で、その一方で配合予測ではかなり的外れな予測をしていた種牡馬です。
ミッキーアイル自身がスピード血統を多く持っていたことから、産駒デビュー前は「母系には Northern Dancer をあまり入れずバランスをとった配合が好ましい」旨の予測を出しましたが、メイケイエールやミニーアイルのようにデインヒル・Danzig 持ちが活躍していますので、この点は訂正・アップデートしなければいけません(気性的なデメリットはさておき)。
本馬も母自身は 12Fの ATC オーストラリアンオークスの勝ち馬ですが、その父は Redoute’s Choice ですから、スピード豊富な血筋です。距離適性はメイケイエールと同じく、スプリンターと考えておくのが無難。マイル以上を期待しないのであれば、ミッキーアイルの勢いに期待するのはアリ。
筆者は「音無厩舎の牝馬」はマイナス材料とすることが多いですが、それは瞬発力勝負になることが多い牝馬クラシック路線において音無厩舎の坂路オンリーの仕上げが向かないという考え方なので、本馬のようにクラシックを目指さない馬であれば音無厩舎の牝馬であることは目がつぶれます。
仮に多少気性がややこしいとしても、この価格であればスプリント路線で3勝+αで回収率 200%は狙えそうですし、当初は出資を検討していたのですが、ウォーキング動画を見て見送ることにしました。
馬体診断は筆者の専門外ですが、ウォーキングの際に後肢にミスステップのような変な挙動があり、この点を看過できませんでした。昨年6月に発症した骨折箇所とは場所が異なるのでそれとは無関係だとは思いつつも、骨折の治療の際に他の脚に負荷がかかってバランスが崩れるケースはあります。
それらを総合的に判断した結果、最終的には申込見送りという結論です。
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