2026年に一口馬主で産駒の募集が始まる新種牡馬(2027年デビュー)の産駒傾向や血統・配合について解説します。
シュネルマイスター 初年度産駒情報
| 種付け年 | 種付け料 | 種付け頭数 | 登録頭数 |
| 2024年(25年産) | 350万円 | 164頭 | 113頭 |
繋養先:社台スタリオンステーション
シュネルマイスター産駒の考察
シュネルマイスターの父Kingmanは、日本においては好相性を見せている血がはっきりしています。
Kingman産駒の獲得賞金上位を分類すると以下の通り。
| Sadler’s Well持ち |
| シュネルマイスター・エリザベスタワー・プリティディーヴァ・フードマン |
| Danzig持ち |
| エリザベスタワー・イングランドアイズ・プリティディーヴァ |
| Kris持ち |
| シュネルマイスター・ダノンジャスティス・エリザベスタワー |
まず好意的に捉えたいのは、サドラー持ちの繁殖相手に獲得賞金が上位にいるということは相性もさることながら、サドラーの鈍重さをカバーできるだけのスピード因子を持っているという点。
そして、サドラー以外で好相性を見せているのがDanzigやKrisであることに注目すると「父方のInvincible Spiritが持つ血をクロスさせてスピードを強化させる」がセオリーだと考えられます。

その観点でシュネルマイスター産駒の配合を考えた時、Krisを意図的に足すのは難しいでしょうが、Danzigを足すことは容易なはず。Danzig持ちの牝馬との配合でシュネルマイスター同様にスプリントからマイル路線での活躍を期待します。
その中でも注目配合として提唱したいのが「ハービンジャー牝馬」との配合。
ハービンジャーは上記に記したDanzigの代表格の血のひとつで、ハービンジャー産駒自身が好調が長続きしなかったこともあり、評価が難しい種牡馬ではあります。
しかしBMSとしてはベラジオオペラ・レガレイラ・アーバンシック・ドゥラドーレスなどG1級を輩出しており、近年結果を出しているBMSです。
ハービンジャー自体が少し緩さがあるというか、そこまでカチっとした馬を出さないので、Danzigをクロスさせることで筋肉量を増やして硬質にできそうです。距離は少し融通は利きにくくなってマイル~2000mぐらいになりそうですが、大物誕生が期待できそうです。
ちなみにサンプル数はそこまで多くないですが、「Danzigクロス持ちのハービンジャー産駒」からはモズカッチャン・ニシノデイジー・ファントムシーフと3頭の重賞ウイナーが誕生しています。
シュネルマイスターがKingman同様にInvincible Spiritのスピードを遺伝するなら、サンデーサイレンス・Haloの血に頼らなくても日本のスピード馬場に対応できるという点において、魅力的な種牡馬だと言えます。
さらに冒頭にあげたKingman産駒の獲得賞金上位はミスプロを持っているパターンも多く、Zamindar経由のミスプロクロスでスピードを担保するというやり方もありそうで、いろいろな配合の可能性を秘めた種牡馬だと言えるでしょう。
ちなみにシュネルマイスターの弟妹の成績を見ると、非SSのロードカナロア産駒のナヴォーナが3勝、それ以外のSS持ちが1勝が最高となっており、中途半端にサンデーサイレンスの血が入らないほうがいい可能性も。このあたりは数年後に検証してみたいポイントです。
▼桜木の注目ポイント
○:父系のスピード因子が優秀で好相性の血が多い
○:Danzig持ち牝馬は歓迎。中でも母父ハービンジャーには要注目
○:SSの血が入らなくてOK(むしろSSを含まないほうがいい可能性も?)
(文=桜木悟史)




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