2026年に一口馬主で産駒の募集が始まる新種牡馬(2027年デビュー)の産駒傾向や血統・配合について解説します。
タオトルホルダー 初年度産駒情報
| 種付け年 | 種付け料 | 種付け頭数 | 登録頭数 |
| 2024年(25年産) | 350万円 | 159頭 | 98頭 |
繋養先:レックススタッド
タイトルホルダー産駒の考察
タイトルホルダーの父ドゥラメンテは、優秀な遺伝力を誇り、三冠牝馬やステイヤー、スプリンターまでも輩出する優秀なサイアー。それだけに早逝が悔やまれます。
その点においてもその後継であるタイトルホルダーへの期待は自然と高くなります。
タイトルホルダーという馬を配合という観点で見た時、カギになっていたのは「キングカメハメハ+Shirley Heights」の組み合わせ。
Shirley Heightsは英愛ダービーを制した馬で、この馬が内包するMill Reefがキングカメハメハのマンファスが持つMill Reefとクロスを形成、そのスタミナが強調されているためにタイトルホルダーはステイヤー色が強くなりました。
「キングカメハメハ+Shirley Heights」の組み合わせは、ほかにもローズキングダム[ジャパンカップ1着、菊花賞2着]がいます。
なので、タイトルホルダーを配合する上で「Mill Reefのクロスを継続するのか?しないのか?」は大きなテーマとなります。
継続すればタイトルホルダー譲りのスタミナ因子を強く受け継ぎ、継続しなければ父とは違う適性が現れる可能性があります。
タイトルホルダー産駒の血統表を見る場合にはMill Reefの血のラインが入っているかはチェックしたいところ。
さて、タイトルホルダーという、サンデーサイレンス・キングカメハメハ・トニービン・ノーザンテーストと日本の代表的な血筋を兼ね備えている馬に対して「何の血を足すのがいいのか?」という問題はなかなか難問だったりします。
タイトルホルダーが父同様に高い遺伝力を発揮するなら、ある程度、どんな牝系にも合うでしょうし、母方がアウトブリードでもある程度、結果を残すはず。
しいていえば、Sadler’s Wellsのクロスはスタミナと引き換えに鈍足に出る可能性があるので、個人的には敬遠したい感じでしょうか。
ここで少し話を元に戻すと、前述の「キングカメハメハ+Shirley Heights」の組み合わせがうまくいっている馬には、サトノレーヴやパンサラッサなどロードカナロア産駒が多くいることに気づきます。
つまり、「キングカメハメハ+Shirley Heights」の組み合わせにはStorm Catを足しても問題がないという仮説に到達します。
タイトルホルダーが持つトニービンやノーザンテーストといった血はStrom Catと相性がよく、タイトルホルダーとStorm Catを持つ繁殖牝馬の組み合わせは面白そうです(「ドゥラメンテ+Storm Cat」にはルガルという成功例がすでにいる)。牝系次第ですが、ここからダートのマイル~中距離タイプも生まれそうです。
日本の馬場においてクロスさせないほうがよい血はいくつかありますが、父ドゥラメンテ同様にいろいろなタイプを輩出して、日高を盛り上げる存在となりそうです。
▼桜木の注目ポイント
○:父のスタミナを継承したいならMill Reef持ちの繁殖がおすすめ
○:Storm Catとの組み合わせでスピードも出せ、ダート適性も期待できる
○:アウトブリードな牝系でも父の能力でカバーが利きそう
△:Sadler’s Wellsやトニービンのクロスはマイナスに働く可能性あり
(文=桜木悟史)




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