こんにちは。桜木です。3年ぶりにノーザンファーム天栄を訪問しました。コロナ以降では初となります。
だいたいの場合、最寄りの矢吹駅からタクシーで訪問するのですが、今回は天栄到着後、タクシーからは降車せず、そのまま場内に案内されるスタイル。個人的に初めてだったので、上がり続けるメーターにビビってました(笑)
※矢吹駅~NF天栄~見学(30分)~矢吹駅で6,000円強でした
それ以外にも、見学ルールが書かれた紙を渡されるなど、以前のような雰囲気とは異なったような気がします。いろいろと牧場見学に関するトラブルもあるのでしょうね。
ではでは、今回見学してきた2頭について書いていこうと思います。
マルグアレイス(牡2)
1頭目はマルグアレイス。まだデビュー前のモーリス産駒です。
この馬は今年の1月にも北海道で見学しており、それ以来の再会となりました。
その当時も集中力がなかったですが、今回もスタッフさんに甘えることが多く、絶えず変顔を見せるなど、まだまだ精神的な若さを見せていました。
ただ、1月に撮影した時よりはカメラに対するリアクションも良くなっていましたし、当時よりはだいぶ落ち着きが出ていたように感じます。成長はスローですが、一歩づつ成長している点はよかったと思います。
まず現在の状態としては、クラブの更新通り、右前脚の状態を落ち着かせるためにペースダウン。一部で出ていた新潟デビューは白紙になっており、早くて中山以降のデビュー。
ただし、精神的・肉体的にもう1回最初から作り直す感じのコメントですから、個人的には中山は間に合わないかなという印象。東京開催でデビューして、冬の中山開催あたりで勝ち上がるぐらいのイメージで受け取りました。
早いデビューを楽しみにしている出資者の方もいると思いますが、この馬の成長はスローなので、じっくり育てていく方針に、個人的には賛成です。
距離適性に関しては、1月の見学時には北海道の担当者からマイルぐらいが上限という見立てを聞いていましたが、天栄は1800~2000mぐらいまでは対応できるのでは?との見立て。
見学時には無駄な動作が多いマルグアレイスですが、普段は悪さをせず落ち着きはあるようなので、そのあたりも気性の成長はあるのだと思います。
ただし調教にいくと、最初からガツンといく部分があるらしく、乗り手としては乗りずらい面があるとのこと。ただ、このあたりは走る気がないよりはマシだと思いますので、そこまでネガティブに捉えなくてもよさそう。
夏に入ってもカイ食いが落ちることもなく、むしろよく食べているようなので健康に育っていってもらいたいですね。
サーマルウインド(牝3)
2頭目は追加募集され、ここまでに2勝をあげてくれているサーマルウインドお嬢様です。
2戦目のパドックや、NZTのレース直後に「もう!私、おうちに帰るわ!」と、桜木の中では我の強いお嬢様で固定されつつあるサーマルウインド。
今回の見学でも、そんなイメージを裏切らない我の強い美少女でした。
サーマルちゃん「私、あっちに行きたいわ」
— 桜木 悟史 (@satoshi_style) November 13, 2021
厩務員さん「だ、ダメだって💦」#サーマルウインド pic.twitter.com/cpbi0azKjL
一刻も早くお家に帰りたそうなサーマルウインドちゃん👀牡馬に混じって頑張りました。手応えよさそうにコーナーを回ってきたのでこれは!!!と手に汗握りまし💦みんな無事に美浦まで帰ろうね! pic.twitter.com/52U0jqAZSo
— YUKI OKUMURA (@yuki_okumura1) April 9, 2022
今回が初めての対面でしたが、競馬場で見た時と同じで「で、でかい。。。」という印象。体の幅がそこまである感じではないので、単純にでかいというよりもフレームが雄大な印象です。
それでいて、そこまでトモが発達している感じでもないので、よくこの筋肉量でこの身体を動かせるなぁと感心します。
身体を能力以上に動かせる強いハートが彼女の武器なのだと思います。
時間が経つにつれ、だんだんと桜木のことを許せるようになってきたのか、しっかりとカメラのほうに耳を向けてポースを撮ってくれます。このあたりはかなり賢さを感じます。
かつて出資していたリリアンフェルスやファナティックあたりがアイドルのような愛嬌があったのに対して、サーマルウインドお嬢様は隙がないです(笑)。
撮った写真、ほとんどカメラに耳を向けてました。イメージとしては淡々と撮影をこなす高身長のモデルさんという感じでしょうか。
最近の状態としては、クラブの更新通り、まだ疲れが抜けきってないという見立てです。ノドが鳴っており、そこに気を付けながらの調整。ノドに関しては、手術するほどではないため投薬での対応でいくとのこと。
私たち出資者は簡単に「手術を!」と思ってしまいがちですが、手術にもリスクはありますからね。牧場もノドの状態に対して無策ではないということを理解して頂けたらと思います。
次走については、まだ具体的な話はないものの、中山開催のマイル戦での復帰をイメージしている模様。新しい環境にいくと敏感になる性格なので、わざわざ輸送するぐらいなら…という配慮もあるのかなと思います。
距離については「岩田騎手の距離が延びても」というコメントもありつつも、牧場サイドとしてはやはり2000mがギリギリの見通し。そのあたりもあって、背伸びして紫苑Sなどではなく、自己条件でステップアップを図っていくのではないかと思います。
今回、応対してくれたスタッフさんはサーマルウインドのことを高く評価しているご様子で、我がごとのように嬉しそうに春の活躍について話してくれました。
そのスタッフさんが「春の良かった頃と比べると一段階落ちる」と話す現況ですから、牧場・スタッフさんを信じて、気長に応援していきたいと思います。
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