こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・性別・母年齢
ブロードグリン(カイゼリンの21)
馬名の意味「破顔一笑、喜色満面。母母名から」
父:ルーラーシップ
母:カイゼリン (16歳)
母父:アドマイヤベガ
メス

5代目までのクロス:トニービン3×4, Northern Dancer5x5
募集価格・厩舎
募集金額:2,000万円
預託予定:栗東・中村直也厩舎
評価・適性予測
カイゼリンという繁殖をうまく活かすには、内包するサンデーサイレンスとトニービンと好相性のKingmamboとノーザンテーストを足すのが、最もわかりやすい配合のやり方です(代表例:キセキ)。
実際、この兄弟で最も賞金を稼いでいるのが本馬の全兄カイザーヴェッターですから、この見方を崩す必要はないでしょう。
ただカイザーヴェッターや本馬の配合で問題になるのは、同時にトニービンのクロスが発生してしまう点。これは日本の馬場においては鈍重に出てしまい、適性距離が2000m以上に出やすくなります。
この適性を踏まえた場合、牝馬に出た点をどう評価するか?
牝馬になったことで軽さが出て、適性距離が少し短くなって活躍できる舞台が増えるという見方がひとつ。逆に牝馬で2000m以上の路線などなかなか出世が見込みずらいというネガティブな見方もできます。
このあたりは個人の考え方によって捉え方は違ってくると思いますが、筆者の考え方なら、やはりこの中距離王道配合なら牡馬のほうが夢を見れるような気がします。
こういうイメージをもって写真や動画を確認したのですが、イメージとは正反対の印象。トニービンらしさがなく、血統と実物に乖離があり、手を出したくないタイプ。
2歳の3月で396kgという測尺を考えても低評価にせざるをえません。
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