【2023年】社台グループ 40口募集馬 配合ピックアップ

競馬コラム

本日5月15日に2023年度の社台グループの募集馬の確定リスト・東西振り分けが発表されました。

その中から、ノーザンファーム・白老ファームの生産馬の中から配合論的に面白そうな馬をピックアップします。

※カタログ公開前の血統しかわかっていない時点での評価となります
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます

ロサグラウカの22(エピファネイア)

父:エピファネイア
母:ロサグラウカ(7歳)
母父:ルーラーシップ

メス

サンデーレーシング(関東)
募集金額 4,600万円(一口 115万円)

エピカメサンデーの母父の部分がルーラーシップに替わった亜種配合。トニービン色の強い繁殖だが、シンボリクリスエスとトニービンは喧嘩しないので合格点以上。この配合は牝馬優勢なので牝馬に出た点も加点評価。

オールポッシブルの22(エピファネイア)

父:エピファネイア
母:オールポッシブル(8歳)
母父:ダイワメジャー

メス

G1レーシング(関西)
募集金額 5,000万円(一口 125万円)

「エピファネイア+ダイワメジャー」モリアーナ[コスモス賞]・ラレーヌデリス[忘れな草賞5着]などを輩出。全体的に上のクラスにいくと道中置いていかれて差し損ねている配合だが、本馬は母母方にHaloが入っていることでHaloのE配合となっており、基礎スピードがアップ。芝のマイル~2000mで中団からしぶとく脚を使えるタイプ

シユーマの22(サートゥルナーリア)

父:サートゥルナーリア
母:シユーマ(15歳)
母父:Medicean

メス

サンデーレーシング(関東)
募集金額 5,000万円(一口 125万円)

キャロットで募集された半兄シラクーザは低評価にしたが父が替わって評価一転。MediceanはHalo+Red Godを内包しており、サンデーサイレンスと相性が良い。非SSのロードカナロアからSS内包のサートゥルナーリアに替わったことはプラスで、同時にStorm Birdのクロスが一代奥に引っ込んだことから気性リスクも軽減。繁殖能力が低下している感は否めないが、一発があるならここ。

クーデグレイスの22(サートゥルナーリア)

父:サートゥルナーリア
母:クーデグレイス(16歳)
母父:ホワイトマズル

牡馬

中央オーナーズ

半姉のフラーズダルム[新潟2歳3着]・ビジュノワール[フェアリーS3着]などマイルに兄姉実績があるが、近親にはラブリーデイなどがいて、本質的には中距離でこその母系。その点において牡馬替わりは加点評価。「キングカメハメハ+サンデーサイレンス+トニービン+ノーザンテースト」の中距離王道配合。

マルケッサの22(ドゥラメンテ)

父:ドゥラメンテ
母:マルケッサ(7歳)
母父:オルフェーヴル

メス

サンデーレーシング(関東)
募集金額 6,000万円(一口 150万円)

22年ホープフルS覇者ドゥラエレーデの全妹。半姉がキャロットで追加募集されたが、姉と比べてSSを内包するドゥラメンテに戻るのは大歓迎。母が持つHaloの3重クロスをSSで継続することでスピードを確保。母系は重厚なサザンヘイローで中距離型。スターズオンアースから切れ味なくして、その代わりにパワーのいる馬場で真価を発揮できるイメージ。

アドマイヤフッキーの22(ニューイヤーズデイ)

父:ニューイヤーズデイ
母:アドマイヤフッキー(19歳)
母父:フジキセキ

メス

サンデーレーシング(関東)
募集金額 2,000万円(一口 50万円)

母が高齢となり嫌われそうな感じだが、お値段以上を狙うならこういうタイプ。アドマイヤフッキーが持つIn RealityのクロスRelaunchで締めるE配合。マイルは厳しいが、短距離でも結果を出しているトキオリアリティーの牝系なら問題なし。スプリント路線で稼げるし、ダートはさらに良いかもしれない。回収率重視で面白い1頭。

ジョンブドールの22(マインドユアビスケッツ)

父:マインドユアビスケッツ
母:ジョンブドール(10歳)
母父:ステイゴールド

牡馬

サンデーレーシング(関東)
募集金額 3,600万円(一口 90万円)

マインドユアビスケッツはサンデーサイレンスノーザンテーストと相性がよく、ステイゴールド牝馬は有力なカップリング。母父ステイゴールドという点において芝向きに出る可能性もあるが、この牝系からはタイセイレジェンド[JBCスプリント]やダート6勝のシャーペンエッジが出ている。1800mぐらいの距離で、とにかく先行させて味が出るタイプ

ミュージアムヒルの22(リオンディーズ)

父:リオンディーズ
母:ミュージアムヒル(7歳)
母父:ハーツクライ

牡馬

サンデーレーシング(関西)
募集金額 4,000万円(一口 100万円)

「リオンディーズ+母父ハーツクライ」現3歳以上に14頭いて4頭勝ち上がり。その中に獲得賞金1億円越えのインダストリア[ダービー卿CT]がいるので、当たると回収率が期待できる配合。この組み合わせは牡馬のほうが結果が出ているので、本馬が牡馬である点も加点要素。「キンカメ+SS+トニービン+ノーザンテースト」なので中距離にも対応可能。

タッチングスピーチの22(ルーラーシップ)

父:ルーラーシップ
母:タッチングスピーチ(10歳)
母父:ディープインパクト

牡馬

サンデーレーシング(関東)
募集金額 6,000万円(一口 150万円)

キングズレイン[ホープフルS3着]の全弟。「ルーラーシップ+母父ディープインパクト」は、キセキドルチェモアを輩出している芝向きの安定配合。母系にSadler’s Wellsが入る形はエヒト[七夕賞]と共通。全兄もそうだが、東京でキレキレというよりは少しタフな馬場が合うタイプ

デアレガーロの22(レイデオロ)

父:レイデオロ
母:デアレガーロ(8歳)
母父:マンハッタンカフェ

メス

サンデーレーシング(関東)
募集金額 4,000万円(一口 100万円)

レイデオロという馬をどのように分析するかにもよるが、東京でG1を2勝しているが決して大箱専用ではなかった。オールカマーで内を突いた器用さはBuckpasserのクロス由来。本馬はその特性をSouvenir Copyで呼応する配合。実際、牝系は内回りで活躍。馬体重次第だが、回収率重視で注目の配合。

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