【日本ダービー2023予想】横山家の妄想と種牡馬の話

桜木悟史の日記

枠順・並びについて

先に結論から書くと、⑤ソールオリエンスの勝ちが濃厚となる枠順となった。

ソールオリエンスの内側に①ベラジオオペラ・④トップナイフという先行勢がいて、その上、すぐ内が父・横山典弘で、外にいる⑥ショウナンバシットもゲートはまっすぐ出るタイプ。これなら競馬はしやすい。

トップナイフが先行しようとすれば、自然と②スキルヴィングは下げざるを得ない。さすがに息子のためにわざと内を締めるようなことはしないだろうが、トップナイフが勝ちにいくためには内ラチ沿いは必要。②スキルヴィングは下げざるをえない。

加えて、前半、楽にポジションと取りたかったはずの⑫タスティエーラ・⑭ファントムシーフが離れた外。クセ者・武豊が近くにいないという点も大きいだろう。

ペース予想はミドルからスロー。⑯パクスオトマニカは8枠から行く脚もないし、皐月賞でペースを乱したタッチウッドも不在。積極的にポジションをとりにいく坂井・川田も外ならそこまでペースが速くなる要素はない

状況次第ではマイスタイルの逃げで、かなり遅いペースとなった2017年のような流れまでありうる。そうなるなら、当然、向こう正面で先頭を走っているのはヨコヤマノリヒロだ。

そして最後の直線で内ラチ沿いの「特等席」から息子の雄姿を眺めている。極上の親子参観となるだろう

種牡馬の話

さて、ここからは管理人の本領とも言える種牡馬の話に入っていく。

令和5年、ディープインパクト産駒がいない新ダービー時代の幕開けである。

ディープインパクトに代わって、そのポジションに落ち着くのはどの種牡馬だろうか?

先週のリバティアイランドを見ると「ドゥラメンテが凄い」とも思うのだが、ドゥラメンテはやはり少し重さがあって、牝馬だと東京は合うが、牡馬に限ってはそうでもない。

やはり、今のところ、そのポジションに最も近いのはキタサンブラックだろう。

そのキタサンブラック産駒だがデータ的にも中山よりも東京で結果を出しており、東京2400mはベストとも言える条件。しいていえば成長期間が長いのでダービーよりもジャパンカップのほうがより合いそうだが、それは些細なことだろう。

今回は②スキルヴィング・⑤ソールオリエンスは素直に評価したい。

スキルヴィングは青葉賞で外を回しているにもかかわらず先に抜け出した⑪ハーツコンチェルトを差し切っており、着差以上に能力を評価しなければならない。あとは皐月賞組との差だけ。

従来のダービーであればスローペースしか経験していないので買いにくい過剰人気タイプ(圧倒的な1番人気を倒す未知の可能性へのBET)なのだが、今年は皐月賞組を手放しで買っていいのか疑問が残る。

その理由は皐月賞の馬場だ

あれだけの馬場で、しかもタッチウッドがペースを乱したレースに付き合ってしまった馬たちには疲労が残っている可能性がある。それならばフレッシュで、血統的アドバンテージがあるスキルヴィングを厚く買う手はある。

キタサンブラック以外では、サトノクラウン産駒は東京にめっぽう強いので、資金に余裕がある方は⑫タスティエーラまで押さえる作戦はあり。

ちなみに余談だが、逆に中山から東京替わりがマイナスに働く種牡馬もいて、それはシルバーステート。NHKマイルCでエエヤンが敗れたのがわかりやすい例。今回、ショウナンバシットメタルスピードはばっさり切る。

桜木の結論

◎ソールオリエンス
○スキルヴィング
▲トップナイフ

ディープのいない新ダービー時代はキタサンブラック産駒と心中することとする。

スキルヴィングは前述の隊列の問題で厳しい競馬が予想されるが、ペースがスローならばどこかでポジションを押し上げるチャンスがやってくるだろうし、ルメールが皐月賞3着馬を選ばず、こちらを選んだ評価を信じたい。

3番手はトップナイフ。親子参観というネタのような書き方をしてしまったが、2017年のマイスタイル(4着)の再現ならばゴール直前まで粘れるだけの展開は十分にある。トップナイフはマイスタイルよりも能力があるだろう。

血統的にもテイエムオペラオーの近親であり、それを考えるとトップナイフは単なる先行馬ではなく、「どんな距離・コースでもソツなく走れる万能キャラ」という評価のほうが正しいように思えて仕方ない。

実際、東京2400mと似て、速い上がりを求められる阪神1800mの萩Sで33秒台の脚を使えている

今年の皐月賞は上位馬の消耗度が大きかった中で横山典本人が「無理をさせなかった」と話すトップナイフがここ一番で鋭い切れ味を見せる。そんなシナリオを期待したい。

馬券は強弱はつけつつ◎○▲の馬連・ワイドBOX。世代代表決定戦、現地で思い切り楽しみます。

(文=桜木悟史

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