2023年度 社台サンデー申し込み馬 発表

桜木悟史の申し込み馬

40口の募集もようやく締切。皆さん、いかがだったでしょうか？

振り返ると昨年の今頃、非会員だった自分が、今年は当たり前のように100万円単位の出資を検討している姿に笑えるのですが、入ってしまった以上、なんとか毎年1頭は出資したいところ。

さて、今年は年初の頃から出資のテーマは実は決めていました。それは【マインドユアビスケッツ産駒に出資するぞ！】というもの。

マインドユアビスケッツ産駒の特徴＆配合分析 [2023年1月]

マインドユアビスケッツ産駒の特徴：ダートのマイル以下に良績、配合考察：①サンデーサイレンス持ちの牝馬と好相性 ②リファールも良い ③ノーザンテースト持ち、特に母父ダイワメジャーの勝ち上がりが多い

pog-info.com

2023.02.01

年初に書き上げた上記の記事でも軽くは触れていましたが、この先、10年単位でマインドユアビスケッツが日本のダート界で覇権を握るかもしれないと考えており、価格が上がりきる前に出資しておこうという魂胆。

そこで目を付けていたのが社台の 19.ミラクルレジェンドの22(牡馬) でした。

「いうても3,000万台に収まるでしょ」という楽観を他所にまさかの4,800万円募集。想像以上にお高い……。

血統的にはDeputy Ministerを3つ重ねる超持久力型ダート配合。それでいてHaloをクロスさせて、Blushing Groomでスピードを増幅するという意図がはっきりした配合。

そして何よりこのルックスですよ！

黄色と黒の縦縞で栗毛、額の白い流星。自分にとって競馬の原点であるローエングリンを想わせる最高のルックスですね。一目惚れでした。配合で目星をつけていた馬が、最高に自分好みのルックスでしたからまったく迷いませんでした。

ただ、ここで問題が…。「もしかして第2希望で獲れるんじゃね？」

普通に考えたら120万の買い物をしている訳ですから、普通はこれで十分なはず。ただせっかくだから抽選のドキドキも味わいたい！そこで急遽、ギリギリ獲れるか取れないかのラインでドキドキ感を楽しめそうな馬を第1希望にすることに。

先日のキャロットパーティーで話した奥村武調教師には、またお世話になりたいと思っていたこともあり、手ごろな値段の 148.トナフトゥの22 を第1希望に抜擢。

とにかくこの仔は歩かせた時のフィーリングがよかったですね。スプリンターらしい前脚の捌きの力強さといい、それに見合った前傾気味の体型。目指すべき路線と体型が一致しているお値打ちタイプでしょう。

血統的にも母父Tamayuzがいいですね。過去にマイネルエテルネルをPOGで指名したり、出資馬モントライゼの母父のNayefの系統ですから、たぶん好みのタイプなんでしょう。

最終中間では第1希望34票ですから、過去1年しか実績がない自分には厳しい戦いでしょうが、これぐらいの価格帯の馬は新規の人も多そうでワンチャン可能性あると見ています。はたしてご縁はできるでしょうか？

良いと思った2頭

まず総合的にポイントが高かったのは 133.シユーマの22(メス) でした。

これは事前のピックアップ記事でも取り上げましたが、まさに【好配合が好馬体を生む】というタイプ。気性面では少し難しさはありそうですが、めちゃくちゃ苦労するタイプでもなさそう。

下記の動画でも紹介されていましたが、シユーマの最高傑作を目指せる1頭。マイルでキレキレな姿を見せてくれるはずです。なんであんなに人気が低いのか不思議ですが…。

もう1頭、かなり目を引いたのは 164.ウェイヴェルアベニューの22(メス) 。

この馬は動画を見ていて、のびやかなストライドをしていて、その瞬間に配合を確認。Fappiano経由のミスプロのE配合でスピードを強調、それを支える様にサンデーサイレンス・RahyのHaloクロスで芝での活躍を想像させます。

そしてノーザンテースト・Deputy Ministerでどこまで行ってもバテない持久力が生み出されます。2000mぐらいの距離で先行させたら、同じ年の牝馬には抜かせない姿が思い浮かびました。

ネガティブな材料をあげるなら、やはり開腹手術の影響があるかどうか。あの馬体フォルムなら、もう少し馬体重があってもよさそうなはずで、そこが成長遅れにつながっているのか、完成形も小さいままなのか。ここは気にしておくべきポイントでしょう。

この2頭は来年のPOGで注目したいと思いますし、キャンセル募集にかかるようなことがあれば検討してみたいところです。