リーチングの2020(リーチエミネンス)評価・分析【キャロットクラブ募集番号55】

キャロットクラブ募集馬診断

血統・母年齢・性別

父:ドゥラメンテ
母:リーチング (11歳)
母父:Dansili

5代目までのクロス:Northern Dancer5x4

メス

募集価格・厩舎

募集金額:2,400万円 (一口6万円)
預託予定:栗東・杉山晴紀厩舎

評価・適性分析

本馬に関しては昨夏に執筆した半姉ブロードリーチの評価記事で下記のように言及しています。

母の半兄である Thewayyouare が 2007 年に仏 G1・クリテリウム国際[芝 1400m]を勝ったことがひとつのきっかけだったと推測されます。ここでポイントになるのは、Thewayyouareの父が Kingmambo であること。つまりキンカメ系と本馬の牝系の相性を評価されての輸入だった可能性があります。その仮説を裏付けるかのようにリーチングは本馬出産後、ドゥラメンテを配合されて半妹を今春出産しています。

リーチングの2019(ブロードリーチ)評価

ノーザンファームが目論んだ通りの配合だから当たり!なんて単純な話ではないですし、実際、この配合については評価すべき点と懸念点が混在します。

まず配合の狙い通り、デインヒル系の成長度合いの速い母系であることからドゥラメンテの晩成傾向で中和させる意図を感じること

実際に初年度産駒は6月にデインヒル持ちのアスコルターレダノンシュネラが新馬勝ちを収めています。前述のThewayyouareが2歳時にマイルG1を勝っていますから、その狙いは機能しそうです。よって本馬は2歳時から稼働できる可能性が高い。

一方でアスコルターレやダノンシュネラは気性的に弱点も露呈しているので本馬もそれに似て多頭数の競馬や馬群を苦手とする可能性がある点はデメリットと言えます。

本馬が惜しいのは比較的、ドゥラメンテ産駒の中で結果を出しているSadler’s Wells持ちであるという点。ただし結果を出しているタイトルホルダーやアスコルターレと比較するとBold Reason・Never Bendが1本足りないことが気になります。

仮にこの1本があれば、ドゥラメンテが持つMill Reafと呼応するE配合が完成し本サイトの注目馬として取り上げたかもしれません。

早めに1勝をあげて戦績にかかわらず長く愛馬を応援したいという方は検討していいかと思います。

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