こちらのページでは、40口の配合評価のご相談を受けた馬の評価を公開しています(1次で満口とならなかった馬)
血統・性別・母年齢
ロゼフェリシア(ロサグラウカの2022)
父:エピファネイア
母:ロサグラウカ (7歳)
母父:ルーラーシップ
メス

5代目までのクロス:サンデーサイレンス4×4
募集金額
募集総額:4,600万円(一口115万円)
預託予定:美浦・尾関知人厩舎
評価・適性予測
エピカメサンデーの母父の部分がルーラーシップに替わった亜種配合です。この配合は牝馬優勢なので牝馬に出た点も加点評価。
トニービン色の強い繁殖ですが、シンボリクリスエスとトニービンは喧嘩しないので悪くない配合に映ります。加えて、ロサグラウカ自身が持つノーザンテースト・Deputy Ministerをエピファネイアで継続しないので、持久力に寄りすぎない点はよいでしょう。
動画を見ると、もう少しトモに力強さは欲しいものの、ルーラーシップの弱点になりがちな後傾重心の面があまり見られず、それなりの末脚は使えそうな飛節の柔らかさもあります。この配合ならあまり鈍重に出すぎるのもよくないので、少し物足りないぐらいでも許容の範囲内と言えるかもしれません。
適性舞台としては芝の中距離。母の成績を重ねるイメージで問題ありません。「母父ルーラーシップ」はオールパルフェ・ホウオウビスケッツとマイルに適応できるタイプも多いようなので案外、マイルでも戦える可能性もありそうです。
懸念点を挙げるなら、ロサグラウカが6歳春までしっかり走っている点。
こういうパターンは現役時代の消耗が激しく、繁殖成績に悪影響が出るケースがあります。ただしロサグラウカの場合、キャリア15戦と大事に使われてきたこともあって、このマイナス部分をそこまでネガティブに捉える必要はないのでは?と考えます。
そのあたりを加味しても、本馬は初仔であることが最大の懸念で、そのあたりが1次で満口にならなかった要因でしょう。動画を見ても鍛える余地が大いにありますが、配合的には晩成傾向の血が多いので勝ち上がりの時期は気になりますが、そこさえクリアできれば回収率100%は狙える可能性があるとみます。




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