こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
キャンプロックの2022
父:キズナ
母:キャンプロック (9歳)
母父:Myboycharlie
牡馬
5代目までのクロス:Northern Dancer5×4

募集価格・厩舎
募集総額:6,000万円(一口15万円)
預託予定:栗東・安田翔伍厩舎
評価・適性予測
セレクトセールで4,600万円(税別)で落札されました。
「キズナ+Sadler’s Wells」を調べるとステラリア[福島牝馬S]やシャムロックヒル[マーメイドS]・シンシアウィッシュ[マーメイドS5着]が該当します。
全体的に牝馬のほうが活躍している傾向が強く、やはりキズナと重厚な欧州血統の組み合わせで少し鈍重に出やすい傾向があり、牝馬に出たほうがその鈍重さが軽減されるようです。
ちなみに上記の組み合わせの賞金トップはバスラットレオン[ニュージーランドT]ですが、バスラットレオンの母父New Approachはサドラー系の中で比較的軽さを伝えるタイプであるということも合わせて覚えておくといいでしょう。
話を本馬の話に戻しますが、ボトムラインにあるSadler’s Wellsが重いのか?それとも比較的軽いのか?ここが争点になります。
そこで本馬の半兄ミッキーワンダー(父ディープインパクト)の成績を見てみると、基本的にはテンであまりついていけず、上がり最速は34.0止まり。やはり母系は重そうです。別の半兄ローレルキャニオン(父ジャスタウェイ)も上がりは一度だけ33.7をマークしているものの、やはりレースの流れにうまく乗れていないタイプに見受けられます。
そして本馬もウォーキング動画を確認すると、馬体重が軽い割に、良くも悪くも重さを感じるウォーキング。キズナの牡馬らしくダートのほうで期待できそうです。
牝馬であれば重賞出走を目指せた可能性もありますが、ダートでコツコツ稼ぐほうがイメージしやすく、筆者の出資スタイルとは合わないため見送りとします。
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