こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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血統・母年齢・性別
キラーチューン(キラーグレイシスの2022)
馬名の意味「人を惹き付ける魅力的な曲。父名、母名より連想」
父:ドゥラメンテ
母:キラーグレイシス (13歳)
母父:Congaree
牝馬
5代目までのクロス:Northern Dancer5×5
募集価格・厩舎
募集総額:6,000万円(一口15万円)
預託予定:栗東・斉藤崇史厩舎
評価・適性予測
キラーグレイシスという繁殖の武器を考えると、やはりBlushing GroomでHaloのスピードを強調してあげることであって、基本的にはSS系の種牡馬と配合させたい馬だと言えます。
その点、本馬の半弟のキタサンブラック産駒が今年のセレクトセールで3億2千万という高い値段がついたことは配合的な見地でいえば納得ができます。
ではドゥラメンテとの配合はどうなのか? SSを内包しているといえ、ドゥラメンテ自身はそこまで軽さを伝える種牡馬ではないので、キラーグレイシスの速さを増幅させる効果をあまり発揮できなさそうな予感が強いというのが筆者の評価。
半兄のキラーアビリティ[ホープフルS]もディープインパクト産駒ながらキレキレというタイプではなく、ボトムラインはちょっとパワー因子が強め。ドゥラメンテも似たようなタイプで、本馬はパワーに寄った配合に映ります。
その仮説に合うかのように馬体は重厚さが目立ちます。
芝の上級クラスで戦うにはスピードが足りないので、仮に芝で勝ち上がったとしても最終的な主戦場はダートの中距離、芝だとしてもローカルの芝2600mあたりでないと勝負になりにくい気がします。
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