こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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血統・母年齢・性別
エスタンシア(マラコスタムブラダの2022)
馬名の意味「ユネスコ世界遺産に登録された大規模農園より。母の生産国より連想」
父:ドゥラメンテ
母:マラコスタムブラダ (12歳)
母父:Lizard Island
牝馬

5代目までのクロス:なし
募集価格・厩舎
募集総額:7,000万円(一口17.5万円)
預託予定:栗東・松下武士厩舎
評価・適性予測
マラコスタムブラダはSpecialのクロスを内包しており、そこにキングカメハメハ系の種牡馬をつけるとSpecialのE配合が完成。爆発力を生み出す配合となります。
ドゥラメンテ産駒のSadler’s Wells経由のE配合持ちだとスワーヴエルメ[3勝]やルガル[葵S2着]が該当。そこそこに走っています。
もう少し目線を広げて「ドゥラメンテ+Sadler’s Wells」で検索すると、タイトルホルダーという活躍馬はいるものの獲得賞金1億円超えはこの馬のみ。そして少し気になったのはこの組み合わせの牝馬の活躍が少ない点です。
ここからは個人的な話になりますが、かつてレシステンシアが募集された時にピックアップして「阪神JFが勝負」と書いてその通りになった思い入れのある牝系ですが、その時ほどの配合のフィット感を感じないというのが正直なところ。
やはり母系がDanzigなのでどうしても距離に限界がある点において賞金面に天井があるような気がします。マイルはこなせそうですが、本質的には1400m以下向きだと予測します。
悪くない配合ですが、獲得賞金の期待値は5,000万円前後、上振れしたとしても1億円ぐらいの馬ではないかなと思います。
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