【社台SS見学談義】サリオスにはどんな繁殖牝馬をつける?

桜木悟史の日記

今回の北海道旅行でも社台スタリオンステーションを訪問。今年3回目で、かつ新しい種牡馬のスタッドインもない状況なので、今回は世間話中心でお届けします。

ちなみにお目当てのレイデオロは遠くで放牧されているということで今回の見学はなし。この秋から開催されている見学ツアーでは写真を撮ってもらいやすいようファンサービスを頑張っているそうです。

スワーヴリチャード

さて、最初に見せて頂いたのは、今年の2歳戦を大きく盛り上げているスワーヴリチャード

この記事を書いているタイミングで、京王杯2歳Sをコラソンビート、出世レースとしても名高い百日草特別をアーバンシックが勝利するなど、夏競馬が終わっても勢いは止まりません。

この活躍っぷりはスタリオンとしても想像以上だったとのこと。このあたりは少し表現が難しいですが、一流のブラックタイプを持つような繁殖牝馬が回ってこず、コンスタントに勝ち星を挙げたような繁殖牝馬が回ってきたことで産駒にハズレが少ない点も大きかったのでは?、とのこと。

この先、来春以降の種付けで一流の繁殖牝馬と交配して、期待通りに大物が出せるかどうか? このあたりがポイントとなってきそうです。

コントレイル

続いて見せて頂いたのはコントレイル。こちらは以前の見学レポートでも書いた通り、スタリオンの評価は高いまま。産駒が誕生してからも評価が高いままなので、本当に仔出しがいいのでしょう。

「来年出てきたら買ったほうがいいですよ」というオススメまで頂きました(笑)。

「コントレイル産駒がサンデーやキャロットに回ってくる感じがしないんですよね」という話をしましたが、仮に募集されても大人気でご縁はなさそうですが…(苦笑)。

※クラブに産駒を回すことが多い種牡馬・そうでない種牡馬がいるような印象はあるのですが、牧場としてはそういう意識はないとのことでした

クリソベリル

写真を撮ってはいないのですが、キタサンブラックも評価うなぎのぼりでした。

キタサンブラック自身もあれだけの頭数を種付けしても体調を崩すようなところはなかったらしく、やはり体質の強さなどもポイントかもしれません。

話題はそのままイクイノックスに移ったのですが、「イクイノックスが種牡馬になったらどんな繁殖牝馬をつける?」談義は面白かったです(笑)。

イクイノックスぐらい完璧に何でもできちゃう種牡馬は、かえって配合はいろいろ考えさせられます。

オルフェーヴル

オルフェーヴルも見せて頂きましたが、やはり他の種牡馬と違って、放牧中でもいろいろ考えている感じがします(イタズラも含めて)。

牧場猫が柵の近くに来ると、わざわざ近づいて行って確認したり。

カメラを構えている自分のほうにも一度は寄ってきて、用事がないとわかると帰って行ったり(シャッターチャンスをつくってくれた気がします)、のんびりしている中でいろんな表情・行動を見せてくれます。

今年は初めてオルフェーヴル産駒に出資したので、次に行く時にはお父さんへのお礼参りにしたいものです。

ミッキーアイル

あとシスキンに関して、ある疑問をぶつけてみました。

今年のキャロットクラブの募集で募集されたアドマイヤセプターの22について「シスキンに似てないと思ったんですが?」と質問したところ、「似てないですね」というお言葉。そのあたりの違和感についても牧場の方の見解も確認できたので良かったです。

サリオス

最後に話が盛り上がったのはサリオス。サリオスは毎回、スタッフの方の期待を感じます。

今回のテーマは「ディープインパクト牝馬やロードカナロア牝馬にサリオスをつけるパターンを成功させたい」というお話。

上記2頭の牝馬は少しガサ(体重)が足りない部分があり、それをどの種牡馬で補っていくのか?

大柄に出やすいドレフォンをつけるなどのアプローチはあるものの、やはり芝路線を目指す上で遠回りになってしまう。

その中で母系にドイツ由来のスピードを持つサリオスへの期待は大きいとのこと。このあたりの配合が実際に出てきたら注目ですね。

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