【サーマルウインド】ターコイズS 6着

愛馬のおはなし

出資馬のサーマルウインドがターコイズSに出走し6着でした。勝利を期待しての出走でしたが思っていた以上に重賞の壁が厚かったように感じます。

パドックでは、最初は歩くテンポこそ、やや速めだったものの、比較的、我慢できているほうでしたが、周回を重ねるごとに首を振る仕草が大きくなり、停止命令がかかっても動くような感じでしたから、いつものパドックとは違う様子だったのは間違いありません。

このあたりの要因について陣営は「前走からの間隔が詰まったこと」を挙げています。実際、当週の追い切りで馬場入りをゴネたそうですから、精神的にきつくなっていた可能性はありそうです

レースは前に壁がつくりたかったところ、逃げ馬不在が濃厚。結果的にフィールシンパシーが逃げる形になりましたが、前半3Fは35.2。これはサーマルウインドにとっては遅い。

ただ今回に関しては、仮にフィールシンパシーを抜いていって34秒台の流れを自分でつくったところで結果は同じか、もっと悪かった可能性もあるでしょう。そういう意味では、次走以降に余分な課題を生まない形でのフィニッシュとなった点は評価できます(精神の状態が怪しかった状態で逃がすのは得策ではない)。

どんなペースでいったとしても、今回は最後に鞍上のサインに耳を絞っていたことを考えると、ペースや展開以外の部分に主因があったと考えるべきでしょう。

ただ難しいのはここから。

仮に出走間隔が原因とするなら、次走の選択は難しいでしょう。来春の目標を 5/12 ヴィクトリアマイル とするなら、前哨戦として考えられるのは 4/5 阪神牝馬S。しかしここを使うと本番まで1ヵ月。ここは使えないでしょう

距離適性を重視するなら 2/17 京都牝馬Sか、2/28 阪急杯になりそうですが、まず後者は賞金的に使えない可能性もありそうです。使うなら前者でしょうが、新馬戦のことを考えると、はたして西日本への輸送が大丈夫なのかどうか。ここも怪しい気がします。

そうなると関東圏で使えそうなレースで、マイル以下となると、3/10 東風S ぐらいしか候補がありません。すでにリステッド勝ちがあり、賞金的にもあまり不安のない状況で、再度リステッドを使うのか?という疑問もあります(自分から見た奥村武調教師はチャンスがあれば上を狙っていくタイプ)。

読みとしては、2/17 京都牝馬Sか、3/10 東風Sの二択となりそうですが、果たしてどうなるでしょうか。

コメント

  1. sea-biscuit より:

    ターコイズSは東サラから3頭出走したこともあり、注目して観てました
    レース中はサーマルウインドは絶好のポジションをとって、あとは直線向いて追い出すだけで勝つんじゃないかと思いました
    前に馬を置いた方が良かったのとペースがスローだったという桜木さんの見解を読んで、そういうことだったのかと思いました

    VMへのステップレースですが、確かに関西に固まりすぎなので関東にも欲しいところですね

    • 桜木悟史 桜木悟史 より:

      >sea-biscuitさん
      レース後のコメントでも全く前に壁をつくれなかったようでうまくいかなかったそうです。そこを加味しても最後の反応がなかったらしいので、今回はどうやっても難しかった気がします。

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