【牧場見学レポート】2歳馬4頭&プロトポロス NF空港・早来

愛馬のおはなし

今週、ノーザンファームへ出資している2歳馬の様子を見に行きました。見学の際にお聞きした内容などを記します。

トナフトゥの22(父カラヴァッジオ)

前回の見学では、近くで猫が寝転んだ時に驚くという「ネコが寝転んでビックリ事件」を披露した彼ですが、今回は屋内見学の際にネコが近くにいても気にしてない様子。普段から馬房に猫が入っても気にしなくなったようで、だいぶ環境にも慣れたようです。

スタッフさんからは「次の目標は背中にネコを乗せること」という謎の目標が宣言されました(笑)。

立たせている際には耳を細かく動かすなど、神経質な面や集中に欠ける面はありそうですが、環境への慣れは見込めるので、そこまで深刻ではないでしょう。

調教は14秒を混ぜながら15-15を消化。スピードがあることは、これまでの調教ではっきりしているので、今は単走は避けて、他の馬を抜かさないように折り合いを勉強中

馬体重438kg

馬体重はあまり増えてきませんが、「着実に筋肉量は増えてますよ」と牧場側は成長を感じているようです。

身体に堅さがあるので、距離適性は短め。5,6月には本州に移動して、夏の短いところでデビュー予定。

フェルミオンの22(父シュヴァルグラン)

スタッフさんとは「シュヴァルグラン産駒ってどうなんですかね?」という会話から始まり、いろいろと話を聞かせて頂きましたが、基本的にはハーツクライの系統なので「完成は遅くなると思います」という話に。

本馬のデビュー時期についても伺いましたが、現段階で見立てはなく、今はトレーニングを積んでいくことが目下の目標とのこと。

早くても秋デビューという感じでしたが、個人的にはもっと遅くなりそうな印象を受けました。

馬体重454kg

距離適性についても「まだわかりません」とのこと。このあたりは自分の目からみても、マイル向きという感じでもなく、かといって中距離タイプでもないので、これは関係者の頭を悩ませそうなタイプです。芝ダートに関しては「芝」とのお答えでした。

前回同様、気性面について伺うと、人が跨ると気がはいるようで、そのあたりの前向きさは褒められていました。調教は16-16。

自分の目から見ると、気性面に関しては前回より前進したと思います。馬体も成長は感じますが、一方でハーツクライ系統にありがちな緩さというか、成長の余地のようなものをあまり感じず「ここがこうなったら…」みたいな展望も見えず。そこが見えてくると少しは期待が持てるのですが…。

預託予定先の調教師さんも様子を見に来てくださっているそうです。

ティンバレスの22(父オルフェーヴル)

15-15のペースに移行しつつあるが、現時点でははこたれる様子はなし。15秒の壁をどう乗り越えるかで今後のプランを考えることが多いが、本馬に関してはこのまま順調に進めていけそうとのこと。

調教を進めていくうえで、本馬のような大型馬は前のめりになりがちだそうですが、本馬はバランスの良い走りができているそうです。

馬体重482kg

順調なら春に本州入り。大型馬なので広いコースでデビューさせたい意図もあり、新潟ダート1800mぐらいでのデビューをイメージしているそう(※新潟のダートがゆったり走れる舞台なのか?というツッコミは一旦置いておきます)。

ちなみに今回も「芝はどうですかね?」という質問をしてみましたが、「走れると思いますが、ダートのほうが良さが出る」という見立てで、基本的にはダートで考えているようです。

前回の見学では、牝馬らしいピリっとした一面を見せましたが、今回は終始リラックスムード。こちらが前に回っても、あくびをするなど、強い自我を持っている感じがします。

歴代の見学1歳馬の中では、最も精神的なゆとりがあります。はたして超大物なのか、人間をなめているのかわかりませんが、前者であることを願います。

ベルディーヴァの22(父レイデオロ)

本馬は今回が初めての見学となりました。

まずスタッフさんとは「レイデオロ産駒の牝馬、勝ててないですよね…」という話をしました。

そこに対する牧場(そのスタッフの方)の見解としては「気難しいタイプが多い」とのことで、「母が大人しいタイプでも、父の影響で気難しい仔になる」との話でした。

ただし気性面に関しては初年度はうまく対応しきれなかったものの、牧場側も対応するノウハウを蓄積できたそうで、2世代目以降がどうなるのか注目です

本馬はその気難しさの代表格のような馬だったそうで、入場当初はスタッフ全員が「超敏感」と口をそろえるほど難しい馬だったそう。

ただし、自分が見た限りは、見学時にも適度に警戒しつつ、普通に触らせてくれたので、そこまでの印象は受けませんでした。

ただ厩舎の外で物音がした際に横に跳んだので、予期しない事態に瞬間的に反応してしまうタイプかもしれません。

調教でも周りの馬がいると気にしている様子だそうで、馬群に囲まれた際に脆さが出るかもしれません。

馬体重443kg

本馬に関してはガサの問題を心配してみましたが、その点に関しては、むしろ「つくところろには筋肉がついていて、全体的なバランスもいい」と好印象を抱きました。

少し前までは環境に対して敏感だったものの、そこが落ち着いてきたのか、そこから身体に余裕が出てきたそう。

やはり精神的にうるさい馬というのは食べたものが身につきにくく(無駄な消耗が多くなる)、負のスパイラルに陥ってしまう馬がいる中で、この馬はその循環に陥らなかったのではないかなと思います。

お母さんは最終的に短いところに落ち着きましたが、本馬は「マイルぐらいが本線で、中距離でもやれるかも」とのこと。ここは気性面次第。

調教は16-16で、ペースを上げた際に休養を挟む可能性はあるものの、春には本州入りして夏デビューぐらいを想定。奥村武調教師も様子を見に来ているそうです。

スタッフの方いわく「速いギアを隠していそうだし、自分でギアをあげられそうな感じはします」と話しており、瞬発力は高そうです。

プロトポロス(牡4)

骨盤骨折で1年以上休養しているプロトポロスに会ってきました。

馬房から出した時から馬っ気全開(苦笑)。

馬体重534kg

前の前で歩かせてもらいましたが、まだ左右の差がある感じで復帰まではまだ時間が必要そうです

現在は900m×3周の調教を消化。2月から坂路にいれて、実戦に復帰できるか見定めていくとのこと。

2年前に見学させてもらった時もそうでしたが、なぜか舌が出ちゃう可愛いやつです。

見学する時は人に対して愛想がよくて、スタッフさんにも甘えるようなタイプですが、調教に行くと結構、気がはいるようで、今回も見学のために馬房から出した際には調教に行くと勘違いしたのか鼻を鳴らして気合をいれていました。

これだけ重い故障をした馬だけに走ることに後ろ向きになる馬もいると思いますが、プロトポロスに関してはそんな感じはなく、あとは身体次第でしょう。

ここまで待たせて引退させないあたり、牧場も期待しているからだと思います。実際、スタッフの方からも「短いところならいいところまでいける」との言葉を頂きましたので、それを信じて安全第一にリハビリを頑張ってもらいたいと思います。

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