POGの更新をお伝えしようかなと思ったのですが、先週末はフィリーズRにもアネモネSにも当POGからの出走はなし。
下記の記事では桜花賞の出走ボーダーを随時更新していますが、動向不明なアルセナールを除くと以下の馬が桜花賞出走となりそうです。
◇フリスタPOG出走予定馬
アスコリピチェーノ(ビッグレッド)
クイーンズウォーク(金太郎)
チェルヴィニア(黙殺常習犯)
※敬称略
桜花賞に行けそうな馬はもっといた気がしましたが蓋をあけてみると3頭止まり。キャロット・シルクからの出走がゼロになりそうというのも珍しい気がします。
はてさて、ここで話も終わるのもあれなので、少しだけ余談を。
先週、オープン入りしたサトノエピックはキタサンブラック産駒。フェブラリーSで2着に入ったガイアフォースや東京大賞典で2着のウィルソンテソーロなどダートでも活躍馬を増やしています。
上記の記事でダート適性について語った際、地方のダートでの活躍についてサンプル数が足りずに未知数としましたが普通に適性がありそう。
上記の記事で似たような種牡馬としてキズナを挙げているが、むしろキズナ産駒のほうが中央ダート向きなだけに「キタサンブラック産駒の弱点、どこにあんねん?」という感じ。
ただ、最近、少し弱点とまでは言わないものの、このあたりは微妙だなと感じる点もあります。
- ①牡馬優勢だが、馬格が500kg近くあるほうが望ましい
- ②牝馬の活躍馬もいるが、一定の時期からパフォーマンスが激落ち
という傾向は見えつつあります。
①についてはもう知られつつある話なので割愛しますが、問題となるのは②。
一概には言えないものの昨年のクラシックを走ったコナコースト・ラヴェル・ヒップホップソウルなどを見ていると、ある一定の時期を越えてからパフォーマンスを落としています。
コナコースト
桜花賞2着→オークス7着→秋華賞8着→ターコイズ10着→東京新聞16着
ラヴェル
オークス4着→ローズ14着→秋華賞11着→京都記念5着→中山牝馬11着
ヒップホップソウル
紫苑2着→秋華賞9着→ターコイズ8着→中山牝馬16着
このあたりの明確な理由は不明ですが、ひとつ傾向としてあるのは【2,3歳時に使えていた33秒台の脚が使えなくなる】という点はあげられそうです。それが斤量的な問題なのか、身体的な理由に起因するのかわかりませんが、このあたりがスランプにつながっていそうな気がします。
そういう意味では鋭い脚を要求されがちな2000m以下の競馬よりは、中長距離路線のほうが戦えそう、という点(なのでラヴェルは京都記念で人気以上に走れた)。
もともとキタサンブラックの特徴というのは牡馬路線やダートで活きるもので、牝馬路線とのマッチ度が低いということも言えそう。馬券的にも少し頭に入れておきたいところです。
それに加えて、ヒップホップソウルの秋華賞走りなどを見ていると、気性的におかしくなってしまうような面もありそうで、キタサンブラック産駒の牝馬長期運用はややリスクが伴いそうです。
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