こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
スルーザナイト(マイティースルーの2022)
馬名の意味:夜を超えて。母名、姉名より連想
父:リアルインパクト
母:マイティースルー (16歳)
母父:クロフネ
牝馬

5代目までのクロス:Hold Your Peace4×5, Raise a Native5×5
募集価格・厩舎
募集総額:3,000万円(一口7.5万円)
預託予定:栗東・西園翔太厩舎
評価・適性予測
「リアルインパクト+母父クロフネ」は3歳以上に12頭いて3頭が中央勝ち上がり(.250)。獲得賞金の最高はトライフォーリアルの5,706万円ですが、賞金の半分以上は障害競走で稼いだもので、実質的な賞金の上限は2,000万円台。
配合をみると、リアルインパクトのIn Realityをフレンチデピュティが内包するEight Thirtyで呼応させる形。この形は身体の締まりを強くさせ、距離適性は短め、ダートに振れやすくなる効果があります。
距離適性はおそらく1800mだと少し長くて、1600m以下がベター。ただし母系の特徴としてコーナー4つの競馬のほうが力を出せる傾向で、このあたりに難しさがありそう。
キャリアを重ねるごとに距離適性が短くなって、最終的にはダート1400m戦の自己条件で戦うイメージです。
マイティースルーの仔は、クロフネが持つDeputy Ministerの持久力を、ノーザンテーストなどで引き上げてあげる配合のほうが成功しており、本馬の配合はそれに該当しなので低評価とします。
[追記 2024.4.4]
取り立てて悪いところはなさそうな印象ですが、ダート中距離でいいところまで行けそうな迫力は感じず、少しスピード寄りな面もありそうです。そういう意味では、上記のキャリアイメージで進む予感を強めました。
個人的には、西園翔太厩舎は馬具の知識などに長け、評価できる厩舎だと思っていますので、陣営がうまく工夫して2,3勝をあげ長く楽しめる可能性はありそうです。
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