こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・性別・母年齢
カニキュル(シャルールの21)
父:エピファネイア
母:シャルール (9歳)
母父:ゼンノロブロイ
5代目までのクロス:サンデーサイレンス4×3, Hail to Reason5x5
メス

募集金額・厩舎
募集金額:4,000万円 (一口10万円)
預託予定:美浦・菊沢隆徳厩舎
評価・適性分析
前提として「母父ゼンノロブロイ」なので気性面でムラがありそうというマイナス面は考慮しなければいけませんが、本馬に関してはその点をそこまで減点材料としなくてもいいかもしれません。
その根拠は2点あります。ひとつは半兄トランキリテ(ルーラーシップ)が良い意味で母父ゼンノロブロイっぽくない点にあります。
本馬の評価にあたってトランキリテのレース映像を見直しましたが、5/29の中京ダートで内で砂を被ったにもかかわらず、最後は直線で外に出して快勝。
普通の母父ゼンノロブロイ産駒なら砂を被った時点で戦意喪失するところ、しっかり立て直せる精神力の強さが本馬にもあるなら、この部分の減点材料は軽微と言えます(その1走前で外枠で競馬した時の方が酷かったあたりムラはあるでしょうが)
そして、もうひとつは本馬と7/8同血のヴェロナーシチー[京都新聞杯2着]が優等生な競馬をできているという点です。
これらのことから気性的に真面目なグレイトフィーヴァーがゼンノロブロイの気性的に悪い部分をある程度、中和してくれているのではないか? これが筆者の仮説です。
配合の爆発力不足は否めないので強く推すことはないものの、堅実な活躍で出資者を楽しませてくれそうなイメージが湧きます。
コメント