こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・性別・母年齢
トラジェクトワール(シャイントレイルの21)
父:モーリス
母:シャイントレイル (7歳)
母父:ヴィクトワールピサ
5代目までのクロス:サンデーサイレンス4×4, Sadler’s Wells4x5, Northern Dancer5x5, Mr. Prospector5x5
牡
募集金額・厩舎
募集金額:4,000万円 (一口10万円)
預託予定:美浦・尾関知人厩舎
評価・適性分析
ここまで影響度の強い血を内包した配合は珍しく、どんなアプローチで予測を行なうか、かなり悩みましたが、今回は後学のために、仮説テキストを置いておきます。
今回アプローチの軸として決めたのは「モーリス+Machiavellian」の組み合わせ。
4代目までにMachiavellianを内包するモーリス産駒で活躍しているのはハセドン[青竜S]やディヴィーナ。ただいずれも獲得賞金は3,000万、5,000万円という感じでそこまで秀逸な数字ではありません。
ただし2頭とも現役ですから、これらの数字は上振れする可能性もあります。
この2頭と比較した場合、本馬の血統表は「モーリス+Machiavellian+SS+Nureyev」と共通項が多く、2,3勝してもおかしくありません。
そして、血統表で目を引くエルコンドルパサーについても、モーリスはSadler’s Wellsと相性が悪くないので、クロスのうるささに反して、意外と筋が通った配合になっています。
ただし「母父ヴィクトワールピサ」が厄介で、これが現3歳以上でラブリイユアアイズ[阪神JF2着]の5,917万円が最高の数字となっており、これはBMSの成績としては物足りません。
うまくいった場合の獲得賞金5,000~8,000万円を期待値として設定して、そこで満足できるかどうかを個々で判断していく馬だとジャッジします。当然ながら、これだけクロスが濃いとまったくいいところなく終わる可能性もあります。
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