こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・母年齢・性別
父:モーリス
母:ポロンナルワ(15歳)
母父:Rahy
牝馬
5代目までのクロス:Glorious Song3×4、Halo5×4×5、Sadler’s Wells4×5
募集価格・厩舎
募集総額:3,600万円(一口9万円)
預託予定:美浦・小島茂之厩舎
評価・適性予測
ポロンナルワという繁殖はHaloを重ねに重ねまくった配合で、父にSSを内包する種牡馬を迎えるのがセオリー。そういう意味でモーリスは検討の余地がありそうです。
「モーリス+Glorious Song」の組み合わせといえば、代表例はディヴィーナ[府中牝馬S]。
ここで気になるのは距離適性。本馬の半姉ラクサパーナ(父ダイワメジャー)は1400m向きに出る予測でしたが、芝1000mで好走を続けています。このことから「ポロンナルワの仔は適性距離が短めに出る」という見解が成り立ちます。
ですから、本馬の適性は芝1200mと予測します。
モーリス産駒の牝馬はどうしてもマイル以上だと他の種牡馬の産駒にキレ負けしやすく、かえってこういう条件のほうが上級クラスにいきやすい可能性もあります。
モーリス産駒の牝馬を積極的に買うのかという葛藤はありつつも厩舎によっては出資候補にいれる予定です。
[2024.8.21 追記]
厩舎以前に厳しい測尺が出てしまいました。馬体重416kg・管囲18.5cmは減点材料。馬体を見ても、イメージしていたスプリンターとはほど遠いシルエット。出資検討ラインから脱落です。
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