シンハライトの23(父エピファネイア)評価【キャロットクラブ募集番号56】

キャロットクラブ募集馬診断

こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。

■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
重賞に出走できるポテンシャルがあるか?

■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ

※当サイトを初めてご訪問された方はこちらのページをご一読ください
※カタログ・測尺発表前の評価です(追記する場合あり)
※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております

血統・母年齢・性別

シンハライトの2023

父:エピファネイア
母:シンハライト(10歳)
母父:ディープインパクト

牝馬

シンハライトの23血統表

5代目までのクロス:サンデーサイレンス4×3、Halo5×4×5、Sadler’s Wells4×5、Hail to Reason5×5

募集価格・厩舎

募集総額:8,000万円(一口20万円)

預託予定:栗東・斉藤崇史厩舎

評価・適性予測

エピファネイア+母父ディープインパクト」は、エピファネイア産駒全体の成績と比較すると、平均獲得賞金もAEIも平均より下。アリストテレスなど重賞勝ち馬を輩出しているものの、あまり良い組み合わせではありません。

ただ、その中で「エピファネイア+ディープインパクト+Sadler’s Wells」に絞ると、もうちょっと成績は上がります。シングスピールが内包するSadler’s Wellsを同列に扱っていいか悩ましい面もありますが、父・母父の組み合わせだけで評価を落とすのは早計な気がします。

本馬の牝系の成績を見た時に、まず牝馬のほうに活躍が偏っていると見ることもできます。シンハライトの仔は初めて牝馬に出た半姉は未出走で引退してしまいましたが、それが盲点を生んでいる気がします。

さらにもう少し配合の見地から考えると、ディープインパクトのHaloとSingspielのHaloのクロスが強烈な瞬発力を生む要因になっています。ですから、父方にサンデーサイレンスないしHaloを持っている種牡馬を迎えてHaloのE配合を完成させることがカギです

その観点でいくと、実は今回のエピファネイアは半兄セブンサミット(父モーリス)に続くSS持ちの2例目。これまでの非SS系の父を持つ3頭の兄に目をつぶって、ここは狙っていってもよいタイミングに思えます。

お値段が8,000万円とお高いので回収率は苦戦するかもしれませんが、出資検討ラインより上の得点を与えられる1頭だとジャッジします。

[2024.8.21 追記]
これはいい馬だと思います。トモも形も適度にボリュームがありますし、距離適性としても母同様にマイルから2400mまで対応できそうですし、今年のキャロットクラブで募集された牝馬の中で最もクラシックを意識できる馬ではないでしょうか。

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