こちらのページでは、キャロットクラブの募集馬を分析し、その評価を解説します。
■評価軸・合格ライン
☆募集金額の2倍の賞金を稼げるかどうか?
☆重賞に出走できるポテンシャルがあるか?
■分析手法
☆種牡馬・BMSの傾向
☆血統表内の相性、インブリードの効果
☆配合の獲得賞金の上限・アベレージ
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※出資判断はご自身でご判断ください。責任は負いかねます
※写真等はキャロットクラブ様の許可を得て掲載しております
血統・性別・母年齢
グランルフレ(ヒカルアモーレの21)
父:リアルインパクト
母:ヒカルアモーレ (17歳)
母父:クロフネ
5代目までのクロス:Hold Your Peace4x5
牡
募集金額・厩舎
募集金額:2,400万円 (一口6万円)
預託予定:美浦・戸田博文厩舎
評価・適性分析
リアルインパクトは1年目でラウダシオンを輩出するも、それ以降は活躍馬を出せていません。この話を書いてから2年が経過しましたが、いまだに2頭目の億超えホースが出てきていません。
「リアルインパクト+母父クロフネ」は、ノーザンファーム産に限れば勝ち上がり率は地方も含めて100%。ただ気になるのは勝ち星を挙げているのは1600~1800m。リアルインパクトに何を求めるかにもよりますが、筆者には中途半端に映ります。
加えて、本馬はHold Your Peace・In Realityの部分でWar Relic≒Eight Thirtyを増強しており、身体が締まりやすく、ダート適性に寄りやすいと言えます。
「リアルインパクト+母父クロフネ」で共通のヴォルゴグラードがダートで2勝を挙げているのがわかりやすい例と言えます。なので、ヴォルゴグラードのようにダート適性のあるボトムライン(3代母がビスクドール)であれば、1600~1800mに適性があることも意味を見出せます。
しかし本馬は芝への適性が強く出すぎるグレイトフィーヴァー一族の出身。このあたりの芝・ダート適性のギャップは好ましくありません。1,2勝は目指せると思いますが、筆者の出資方針には合わないので見送りとします。
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